
月刊モデルグラフィックス’24年9月号 ’25年3月号にて
HGヒュッケバインガンナー、ヒュッケバインボクサーの作例を担当しました。


さらにグラビトンライフルBstをフルスクラッチで製作し、迫力のパージ画像がモデグラ本誌に掲載されておりますのでぜひご覧くださいませ!
モデルグラフィックス’24年9月号に
ヒュッケバインMk-ⅢタイプLとヒュッケバインガンナーが、
’25年3月号にMk-ⅢタイプRとヒュッケバインボクサーが掲載されております。
さらにタイプLがガンナーに換装されたダブルショットも掲載されております。
👇MK-Ⅲ本体改修解説はこちらです👇
AMガンナー

AMガンナーは本体とG・インパクトキャノンの後ハメ加工を行い、設定画イラストを参考に形状変更とディテールアップを行いました。

とにかく大きかったのでヤスリ掛けが大変でした💦
センターブロック後ハメ

センターブロックは両サイドからダークブルーパーツを挟み込む形式になっていますので、フロントパーツ、センターパーツ(バイクの燃料タンクのような部分)、リアパーツに分割しました。

センターパーツは被せるように加工したので、フレーム側面を削り込んで挿し込めるようにしました(フレームは穴が空くほど削ったので裏側からプラ角材などで補強しています)



ノーズもダボ穴を一部カットして広げ、ノーズ→センターパーツ差し込み→フロント&リアパーツ挟み込みの手順で組み立てました。
マルチトレースミサイル後ハメ

マルチトレースミサイルはユニットに合わせ目が来るので後ハメ化しました。


内部軸受けをC字に、フレームを挿し込む際に干渉する部分をカットしました。
(C字にカットした軸受けはWAVE肉薄パイプを巻き付けて補強しています)


外側フレームディテールは分割カットし個別に差し込んで組み立てました。

フレームも干渉するピンを短くカットし前側から挿し込みます。


上面カバー軸はダークブルーパーツで隠れる箇所をC字に削り、引っかけて組み立てるようにしました。

上面カバー軸を引っかけているのでミサイルを展開しても抜けないようになっています。
G・インパクトキャノン後ハメ

G・インパクトキャノンは後ハメが難しいので中央ホワイトパーツはマスキングで対応、それ以外は後ハメ加工しました。



砲身ホワイトパーツはディテールを基部からカットし塗装後に組み立てられるように、
センターパーツつなぎ目はグレーパーツの干渉するディテールを削り落とし差し込めるように(削ったディテールはプラ材で再生し組み立て前に裏側から配置)
リアパーツはピンを切り落として挿し込みました。


マズルの合わせ目は接着すると塗装とディテールアップ(後述)がやりづらくなるので、片側でカットしキット分割ラインと同様のスジボリを彫って目立たなくしています。
ディテールアップ(AMガンナー)

グリップユニットにプラ板を貼ってラインを設定画に寄せました。


ミサイルカバー軸はパイプ型なのでWAVE プラ=材料【グレー】正方形パイプを加工したものを被せスクエア型に変更しました。


ほとんど見えませんがメカディテールぽくなってます。

サイドブロック側面スリットが少し寂しかったので、プラ板でディテールを追加しました。

サイドブロックノズルフィンは奥まって塗装しづらいので一旦除去、プラ板でシャープな物を再作製して塗装後に接着しました。

センターブロック下部フィンも同様に一旦除去しフィンを再作製、フレーム側をコの字に彫ってフィンを固定できるようにしています。


G・インパクトキャノン マズル内にWAVE NEW U・バーニア【角】、U・バーニア フラット3をそれぞれ加工した(真ん中を抜いた)ものを配置し中央にハイキューパーツ ツインパイプ2を埋め込みました。

覗き込まないと見えませんが、重力衝撃砲の複雑な機構を意識して作ってみました

じこまん✨
AMボクサー

AMボクサー製作時にはMk-ⅢタイプRはロールアウトしていたのでフィッティングテスト画像になります。
気になる合わせ目の処理や設定画イラストを参考にディテールアップを行いました。
後ハメ加工&合わせ目処理


大腿部フレームを分割しダークブルーパーツを上下から挟み込み後ハメ化しました。
負荷がかかるところなので中心に真鍮線を通しています。

大腿部上側は後ハメが困難だったのでフレームを塗装してからマスキング→合わせ目処理→ダークブルー塗装で仕上げました。

負荷がかかる部分は加工はせずマスキングで対処しています。

かかと部分に合わせ目が来るので側面ラインで分割、足裏パーツのピン片側を削り差し込んで後ハメ化しました。


分割箇所は目立たないよう左右パーツで内側に来るようにしました(画像は左足)

背骨フレームも後ハメが困難なのでグレーパーツを先に塗装してから合わせ目処理を行いました。

塗装とトップコートをかけてからマスキングを剥がしました。

後ハメが難しいところは無理に加工せずマスキングで塗り分けました
ディテールアップ(AMボクサー)

肩アーマースリットのイエローパネルが埋まって見えるので、ディテールを彫ったプラ板を配置しました。

パネルにメリハリがつきました。

上腕フレームにプラ材を貼り付けて設定画寄りにディテールを変更しました。

キットは凸モールドですがイラストのように凹モールド化しました。

前腕側面イエローパネルは設定と形状が異なるのでひし形に加工し、空いたパープルパーツの穴をプラ板で塞いでディテール変更しました。


ハンドカバーは可動域の都合で親指側が短いので裏からプラ板を貼って土台にし、反対側と同じ形状に修正しました。

またディテールが段落ちタイプだったので、スリットが残るようプラ板を貼り凹モールド化しました。

最後に設定画にあるディテールも2か所追加しました。

イラストを参考に大腿ジョイント付近にモーター状のディテールを作りました。


モールドを彫ったプラパイプを唐竹割りにして市販パーツと組み合わせました。
スラッシュモード時には邪魔になるのでネオジム磁石で簡単に取り外しできます。


大腿部側面の半丸モールドは浅く感じたので一旦削り落としスピンモールドで開孔、
WAVE HGディテールパンチ 丸で抜いたプラ板を1/2弱ほどカットして埋めました。

最後に市販パーツを加工したものを配置してディテール作り直しました。

脚部側面イエローパネルは設定と違い台形になっているので、プラ板を貼りひし形に変更しました。


また加工したままではパープルパーツ側に入らないので、削り込み斜めから挿し込めるようにしました。
イエローパネルは基部から分割しています。
ガイストナックル

ガイストナックル発動パーツはソリッドカラー成型なので蛍光カラーでゲームムービーのように発光させてみました。


ハンドパーツディテールと同じく段落ち部分を凹モールドに修正、白下地にガイアノーツ蛍光ブルーグリーンと蛍光グリーンで調色したものをベースに塗装
ベースカラーにホワイトとクリアを添加してグラデーションをかけました。

ブラックライトを当てると発光します。
発光時にスーパーロボット大戦OGムーンデュエラーズ内エクスバインボクサーのガイストナックルくらいのブルーグリーンになるよう意識して調色しました。
本誌では長時間露光による撮影で
拳に念動フィールドを纏ったような発光をしております。
ぜひモデグラ掲載写真をご覧ください!
ファングスラッシャー(大)

ボクサー用におまけでキットの物より二回り大きな”ファングスラッシャー(大)”をフルスクラッチで製作しました。

WAVE 目盛り付きプラ板に鉛筆でアタリをつけながらパーツを切り出して製作しました。
ベースは1㎜プラ板です。



ベースに0.5 0.3㎜プラ板を2層に分けて貼り、ディテールを形成しています。
0.5㎜で1層目刃のディテールを作り、0.3㎜で2層目スリットディテールを作っています。



さらにディテールを彫った0.3㎜プラ板を基部側に貼り、挟み込んでできた中心の段差を塞ぎました。

キットの物より長くシャープになるよう製作してみました。

ちなみにMk-Ⅲ本体アタッチに取り付けはできませんが意味もなく収納形態にできます。

いらんギミックだった…

α、OG2、OGMD(エクスバインボクサー)でもボクサーが握った時にパースが効くように、大きなファングスラッシャーをフルスクラッチしてみました。

また1か所ネオジム磁石を内蔵したので前回改修したMk-Ⅲの平手に持たせることができます。
こちらもパースが効いており迫力が増します。
グラビトンライフルBstをフルスクラッチ

スパロボゲーム戦闘ムービー内に登場するグラビトンライフルを母艦から射出するグラビトンライフルBstをフルスクラッチで製作しました。
プラ板、プラ材、市販バーニアパーツに炸裂パージするボルトを30M系カスタマイズマテリアルに含まれる3㎜軸用円形キャップの軸を詰めて構成しました。
設定画等の資料はなかったので鮮明に見えるOGMDエクスバインガンナーのグラビトンライフルの画像を参考に製作しました。

ライフルグリップは展開状態では横幅があるので、収納用にプラ材で短縮パーツを作製しました。


短縮差し替えパーツでセンサーユニットと同じ幅になりました。


ライフル後部にWAVE長方形パイプを加工して脱着用ソケットを作製しました。
さらにプラ角材に切り込みを入れたものを嵌め込みトラスフレーム(後述)を支持する芯にしています。


トラスフレームはプラ板とWAVE正方形パイプを組み合わせて構成しています。

ソケットとトラスフレームでライフルを収納しています。


上側に被さるカバー兼スラスターユニットはプラ角材、プラ板からライフル上部のディテールに沿うように構成しています。

中央のユニットは傾斜がかかっているので積層したプラ板を削って造形しました。
(中央スリットはウイング差し込み用です)

収納ユニット底側に軸穴付きネオジム磁石を配置して下部ユニットを接続できるようにしました。
(画像は下部ユニット磁石固定ボックス)
真鍮線も併用してしっかり固定できるようにしています。


トラスフレームを囲うようにプラ板で箱組して上下ユニットを構成しました。


スラスターはユニットをコの字にカットし、裏からプラ板を貼って一段落としてから生やして(?)います。
また収納ユニット後部にトラス支柱を挟み込むようにプラ角材、プラ板をつなげて六角型ボックスを作製しました。
ちなみにアクションベースに同梱されてる3㎜パイプを内部に埋め込み、3㎜軸に接続してディスプレイできるようにしています。

ディテールは0.3m㎜プラ板を貼り、厚みの差を利用して構成しました。



トラスフレームは0.3㎜プラ板を細切りしたものを並べて造形し、スラスターはハイキューパーツSTDスラスター12㎜を
側面姿勢制御用スラスターはツインパイプ2を配置しています。

塗装後
ホワイトラインはスジボリで再現しました。

各部には3㎜軸やネオジム磁石で固定できるアタッチメント、パージするボルトには差し込む支柱を用意して劇中同様フルパージシーンを再現できるようにしました。

フルパージするよ✨

モデグラ本誌では迫力のパージ写真が掲載されておりますのでぜひご覧ください!
おわりに
Mk-Ⅲに続きAMガンナー、ボクサーを製作して第三の凶鳥をフルコンプリートすることができました。

次回はアシュセイヴァーもラインナップされておりまだまだ続きそうなハイグレードOGシリーズです。
ぜひ凶鳥の眷属から初代ヒュッケやエクスバイン、エグゼクスバインもラインナップされることを切に願っております。

戻ってきた作例は’23年7月号作例のヒュッケバインMk-ⅡやMETAL ROBOT魂 ヒュッケバインと並べてヒュッケバインファミリーにして飾っています✨
ブログ内完成品ギャラリーも同時更新しております。
モデルグラフィックス本誌では迫力の写真と細かい解説を記載しておりますのでぜひご覧ください!

モデグラかってね!✨
完成品ギャラリーはこちら👇
ヒュッケバインMK-Ⅲ本体改修解説はこちらから👇
使用した物一覧
※メーカー希望小売価格にご注意ください
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