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MGSD バルバトスに改造パーツを製作し第6形態を再現する モデグラ24’1月号解説

月刊モデルグラフィックス’24年1月号にてガンダム鉄血のオルフェンズ
MGSD ガンダムバルバトスの作例を担当し第6形態をセミスクラッチしました。

今回はマスターグレードなSDをやらせていただくことになりました。
さらに第6形態も再現いたしました。

ペン
ペン
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第”6″形態への道

MGSD発注時

担当編集
担当編集

そのままではおもろないな…
フルスクラッチで第6形態やってもらおうか

けーくる
けーくる

エ、HGベースで勘弁してください…

ということで奇跡的に…

積(罪)んであったバルバトス第6形態があったのでHGをベースにMGSD第6形態化することになりました。

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第6形態をセミスクラッチしよう

HGパーツはそのまま装着できないので、スタイルが破綻しないよう各部改修をおこない換装できるようにしました。

MGSDバルバトスはMGバルバトス同様ガンダムフレーム状態にできるので、フレーム状態の利点を生かし第4形態⇔第6形態に組み換え換装できるようにしました。

フレームに手を加えないで第6形態化を目指し、唯一前腕フレーム側面ピンをやや削って第6パーツの前腕アーマーを被せやすくしました。

胸部アーマーを分割延長

胸部アーマーはMGSDには幅が足りないので、突起内側のラインで三分割し幅増しました。

接続にはコクピットハッチ装甲用ダボを利用し、差し込めるベースピンをプラ材で作製し中央で固定しました。

アウトラインにピッタリ被さるようプラ板を貼り足し、伸ばした分ダクトディテールが足りなくなるので彫刻刀で一旦削り落とし、プラ板でフィンを作製しました。

MGなど他の第6プラモに見受けられるよな
アーマー脇から本来のダクトがチラッと見えるよう追加装備感を出してみました。

肩アーマーを大型化

HG肩アーマー接続軸はC型スナップなので軸を切り落とし、MGSDフレームの3㎜軸に接続できるようプラ角材+真鍮線でロール軸を追加しました。

HGでは前後アーマーの可動域が広くヒンジ口が大きいので最小限の可動範囲で埋めました。
側面のスラスターアーマーはプラ板で大型化する前に面出ししエッジを立てました。

前後に2㎜ずつプラ板を貼り大型化しました。

本誌では未収録ですがキット第4形態肩アーマーの展開機構に合わせ、放熱ダクト展開機構を設けてあります。

スリットにはエバーグリーンパターン付きプラ板(メタルサイディング)を細切りにしたものをディテールにしました。

腕部アーマーをSDサイズに

腕部アーマーはMGSDには大きすぎるのでヒジ側のディテールでカットし幅詰めしました。
カットした裏側はプラ板、シアノンで補強しています。
幅詰め後、シールド(ブルー)パーツを接着し筒型にして被せられるようにしました。

機関砲もサイズが大きいので側面をカットしヒジ側を削って詰めました。

またMGSDに接続できるようプラ材でH型のダボを作製し機関砲側にセットしています。

小型化したアーマーに合うよう機関砲側面をプラ板で作り直しました。

小型シールドはアーマーのベースにしてしまったのでプラ板でスクラッチしています。

装着は筒型のアーマーを被せジョイントを設けた機関砲でロックします。

アニメ作画参考に腰部スラスターを改修

突起を塗分けのため分割しディテールアップ、後部のフィンをオルフェンズ1期25話のアニメバトルシーンの作画を参考に厚みのある感じに改修しました。

スラスター本体はディテールパターンを変更しました。

突起は塗分けしやすいよう、プラ棒をリューターにセットし削りだしました。

後部のスラスターフィンは支柱をプラ材でフィンをHG TR-6のコンポジットシールドブースタークロー部分を加工して取り付けました。

ヒールレッグを換装式&ディテールアップ

こちらも足首で換装式になるようHGのボールジョイントをカットし、3㎜プラパイプ&真鍮線でピン接続に変更しました。

レッグはMGSD体型には高すぎるので前部のポリキャップと軸側も深く刺さるように少々カットし、ヒールも削り込んで高さを合わせました。

つま先のクロー部分はMGSDの大きさに合わせ元パーツを切り落としプラ板で作り直しました。

八の字に開いているのはオルフェンズ1期BD9巻ジャケットイラストを参考にしてみました。

アンクルアーマーディテールはMG第6形態パーツを参考に、WAVE HGディテールパンチ 台形①でカットしたプラ板を向き合うように並べ六角形のディテールを作製しました。

肉抜き部分などもMGSDのディテールを参考にプラ材で作製しました。ヒール部分は下駄状のディテールをプラ材で追加しました。

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レンチメイスをさらに凶悪に

レンチメイスはHGパーツをベースに大型化しました。
グリップロッドはカットし、真鍮線+3㎜プラパイプ+4.5㎜プラパイプに置き換え太くしています。

ヘッドは元のパーツをガイドに1㎜プラ板で囲ってゆき、ジャケット状のパーツを作製
一回り大型化しています。

大型化にあたってHGの丸みを帯びた形状から先端に鈍い角度のエッジをつけ、打突時に破壊力ありそうなイメージにアレンジしてみました。

ダクトとモーター部はくり抜きディテールが立体的に見えるようにしています。

チェンソーはHGパーツをそのまま装着できるようにし顎の上下にタガネで凹モールドを彫り、パターン付きプラ板を配置し掴んだら絶対離さない(?)ディテールを設けました。

上面部分にも突起状のディテールをプラ材で配置し、先端複合突起で敵機の装甲を粉砕し後方のおろし金(?)のような細かい刃ですり潰すという危ない思想でディテールアレンジしました。

グリップの4.5㎜パイプ側にプラ板でピンを埋め込み、MGSD掌のコネクタに接続し片腕でぶん回せるようにしました。
3㎜パイプ側と接着していないのでパイプ軸で回転し左右掌兼用になっています。

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本体の工作

本体はマスターグレードの名にふさわしい超カッコイイキットなのでスタイル変更はせず、一部合わせ目消しと悪魔の名を冠するMS感がでるよう各部シャープ化をおこなっていきました。

頭部左右装甲のバンダイエッジを削り込んでシャープ化しました。

削るとなくなってしまうディテールは元位置をガイドに彫り込んで復活させています。

アゴはアニメーターさんが描かれる俯瞰で見たときの印象で角度を2つから3つに削って変更しています。(1枚目右側施工済み、2枚目両側施工済み)

肩部先端の段落ちになっているモールドは削り込みシャープに、前後のアーマーのダクトもバンダイエッジを削り込み薄くしています。

胸部ダクトはデザインナイフでフィンを一枚一枚カンナがけしシャープに整形、ダクト下から脇にかけてのパーツが地続きになっているので彫り込んで別パーツのようにしてみました。

フロントアーマーもエッジをシャープにし中腹のエッジも削って立ててみました。
リアアーマー裏側に肉抜きがあるのでプラ材でデコレートしました。

脚部左右のスラスターアーマーは先端を削り込んでシャープにしました(左施工済み)

ソール側面のディテールは彫り直すのが難しいので、一旦オーバーラン気味に下側まで彫り込みはみだし部分にプラ材でフタをしました。

足裏のフレームにも一部肉抜きが来るので同厚のプラ板で塞いで埋めています。

クローもシャープ化し、裏側の肉抜きに細かくカットしたプラ板でディテールを作製しました。

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デカール

ベルテクスシステムマーキングを各部コーションに貼り付け
型番、鉄華団エンブレムはガンダムデカールNo.103、DX07を使用しました。

ウェポン類にはガンダムデカールの鉄華団エンブレムにコーションデカールを寄せてかため貼りし”鉄華団の備品”感を出してみました。

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仕上がり

ガンダムフレームを介して第4形態⇔第6形態に任意に換装できるようにしました。

ペン
ペン

HGパーツに手を加え1期ラストの第6形態を再現してみました

昨今のスパロボやGジェネシリーズのスタイリッシュな等身を彷彿とさせる印象で、SD体型に盛りこまれた画期的なパーツ構成&ハイディテールモデルで、今後ともぜひ他作品のMGSDが出たらいいなぁと思いました。

チビペン
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MGSD νガンダムとかほしい!✨

ブログ内完成品ギャラリーも同時更新しております。
モデルグラフィックス本誌では迫力の写真と細かい解説を記載しておりますのでぜひご覧ください!

チビペン
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モデグラかってね!✨

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使用した物一覧

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