24年12月にネロブースを掃除しました。
24年末某日
ネロブースを使っていたら時々「ビィーーーーン」という音や「パラパラッ」と破片が砕ける音がしてきました。
なんか変な音がするよ…
ネロブースminiを導入してから2年と10か月、そういえば一度もシロッコファンの掃除をしたことがなかったので年末ということもあり一大決心して分解大掃除をすることにしました。
年末ですからね!(←しつこい)
ねんまつなのでおおそうじしよう!
ちなみに2022年に導入してから
ロボットプラモ(キャラプラ含む)約21体、美少女プラモ約5体塗装しました。
目安としてご参考にしてください。
1.シロッコファンを分解しよう
まずはシロッコファンを分解します。
ネロブースに同梱されている設置方法案内書ではなく、三菱シロッコファンの取扱説明書内”⑥お手入れのしかた”に沿って分解していきます。
まずはコンセントからプラグを外します。
分解中にファンが作動すると大変危険です。
必ずプラグをコンセントから外しましょう。
あぶないから
まずはプラグをぬいてね!
分解開始、天面のファンモーター固定ねじ4か所をドライバーで外します。
説明書を読みながら慎重に分解していきます。
固定ねじはトレー等の上に置いておくと紛失防止になります。
2.シロッコファンの汚れを落とそう
シロッコファンを引き出します。
ネロブースminiのシロッコファンは固定ねじを外すと、そのまま垂直にモーターごと引き出せます。
もう羽根にびっしりと粉が付いてますね・・・
すっごい汚れてたよ‼
▶再生時音が鳴ります
すさまじい塗料粉で、このまま家の中を歩き回ると大変なことになりますので
ビニール袋に入れて外に移送します。
外にきました!
細かい粉が飛ぶので、外かベランダで作業することを推奨します。
掃除にはファンを傷つけないナイロン製のブラシを用意しました。画像はセリアで入手したサッシブラシです。
ブラシはファンを傷つけないものなら何でも大丈夫だとは思いますが、奥まった部分を掃除しやすいような角度がついたものがオススメです。
こながとぶのでそとでそうじしたよ!
横から
フィン一枚一枚にえらい量の粉が付着というか堆積しています…よくぞここまで積もったものだ💦
用意したナイロンブラシで羽根を一枚ずつ丁寧に掃除していきます。
裏からもブラシを当て外側から当たらなかった部分を掃除します。
落とした粉はエアダスターで吹き飛ばし一網打尽にします(ご近所の迷惑にならない場所でやりましょう)
だいたいキレイになったのですが、モーター側の隙間に堆積した粉がどうしてもとれません!
なので取説を見ながら羽根をはずしていきます。
モンキースパナを斜めに入れながら中央のロックナットを外します。(スパナで羽根を傷つけたりナットを変形させないように注意しましょう)
外れました。
羽根とモーターの間にこんもり積もっていました。
こちらもブラシで丁寧に掃除し、エアダスターをかけて粉を飛ばしました。
最後に軽く雑巾で拭いて仕上げます(羽根はひっかかりやすいので曲げないように拭いてください)
こびりつきはなかったのでブラシだけでキレイになったよ✨
3.ファン筐体をきれいにしよう
ファン&モーターを外すと筐体内部が見えます。
こちらも・・・
こっちもすごい汚れッ!!
まさに腐海の森、こちらもそうじしていきます。
とりあえず掃除機の細いノズルで可能な限り吸い取ってゆき、残りは雑巾で拭き上げました。
上部の筐体でガサゴソやっているとブース内にも粉が落ちてくるのでこちらも掃除機で吸っておきます。
右側ダクト内にも粉が積もってましたが、テープを剥がして外さなければならないので今回はやめておきました。
しあげにぞうきんでふくとキレイになるよ✨
4.組み立てよう
きれいになったファンとモーターを組み立てます。
戻す時も取説をよく見ながら間違えないように組み立てます。
モーター側からワッシャー→羽根→コの字ワッシャー→ロックナットの順に組み立てます。
分解時と同じくスパナでナットをしっかり締めます。
私の個体はナットとワッシャー、羽根の締め位置に赤い印が付いていたので印が平行に合わさるように締めすぎ&緩すぎないように組み立てました。
垂直にファン&モーターを戻します。
最後にモーター固定ねじを締めて完了です。
はじめに4か所緩めに締めておき、位置がしっかり定まったら対角線上に本締めして歪みがでないようにします。
ファン内部をきれいに掃除して、元の状態に組み立てました。
せつめいしょをみながらさぎょうしよう!
5.ブース内部も掃除して仕上げ!
ブース内の汚れも落としキレイにします。
私は整流版と底板(1番汚れる)の掃除が大変なので、画用紙をマグネットで固定養生し汚れを防いでいます。
※汚れた状態
吹き付けによる汚れ、エアブラシの試し吹きの汚れが見られます。
溶剤ボトルやマグネットを撤去してから作業していきます。
画用紙を剥がした状態。
ブース側面と吸入口付近しか汚れが残っておりませんのでこちらを掃除していきます。
ウェス代わりにティッシュを3枚ほど重ねたものにツールクリーナーを含ませます。
クリーナーを含ませたティッシュで側面とスミの汚れを溶かしながら拭いていきます。
ティッシュに汚れが蓄積してきたら裏面にしたり、反対に折ったりしてキレイな面で拭き上げていきます。
計9ティッシュほど使用しキレイに掃除しました。
最後に吸入口奥に溜まった汚れをブラシで落とし、粉は掃除機で吸い取ります。
ブース内もキレイになりました。
仕上げに新しい画用紙を貼って養生します。
ネロブースminiの幅は450なので内寸に合わせるため、四つ切り画用紙を420くらいにトリミングします。
さらに整流版には逆テーパーがありますので端から8㎝のところで折り目を付け、貼り付けしやすくしています。
養生が完了しました。
マグネットは留める場所によって塗装ミストで汚れるので、Mr.カラーうすめ液が入ったパーツドボン(塗装落とし)用容器に漬け置いて洗浄します。
Mr.カラーうすめ液は各種うすめ液中、プラスチックへの攻撃性が低いとのこと塗料落としで使用しています。
最後に各種溶剤ボトルやマグネットラックを設置して完了です。
ネロブース内備品についてはけーくるの模型部屋紹介Vol.2 塗装環境編で解説しておりますのでご参照ください👇
お掃除完!!
キレイになったよ
シロッコファンとブース内の清掃が完了しました。ブース内も養生をしたので次回からバシバシ使っていけそうです。
あんなに内部がよごれているとは想像もつかなかったので定期的な清掃を心掛けようと思いました。
ある程度製作したら掃除しましょう!
年末大掃除スペシャルでした。次回の記事でまたお会いしましょう!
またね✨
模型製作環境もぜひご覧くださいませ👇
使用した物一覧
※メーカー希望小売価格にご注意ください
モデルグラフィックス 2023年 03月号 工具特集内のネロブースの掃除ハウツーを参考に作業しています👇
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