1月末某日…
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予約していたフルアーマーエックス届いたけど
もう積みスペースに入らないよ!!💦
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つみばがないならなにかつくっちゃえばいいじゃない✨
(アントワネット理論)
というわけでしばらく積みっぱなしだった、コトブキヤ製ロックマンXシリーズ エックス マックスアーマーを製作していきます。
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今回は記事を分けず5ステップで一気に完成させます
1.組立(仮組み)
まずは説明書を熟読しランナーを確認します。
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コトブキヤロックマンXシリーズは左右共通と非対称パーツしかないので、ランナーから一気にアルティメットニッパーで二度切りで切り離し、非対称パーツの形状を確認しながら仮組みしました。
※けーくるは何度かロックマンシリーズを製作し慣れているので、初めての方は説明書通りゆっくり組み立ててください
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クリアパーツのゲートはニッパーでカットすると白化することがあるので、金属ヤスリで慎重に削ってならします。
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また足首関節はとんでもなくキツイので5㎜ドリルを回して緩くしておきます。
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ほぼ左右同形状で非対称パーツは特徴がでるので(ハンドパーツ、大腿部、足首部など)ランナーカット後でも十分仮組みは可能でした。
バスターパーツの左右ダクトのみ特徴が小さいので注意します。
※胸部、フクラハギスラスターのクリアパーツは外すのが難しいので仮組みしないでおきます。
2.後ハメ加工&合わせ目消し
後ハメ加工
ステップ2では先に後ハメ加工を考案していきます。
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モナカ式の肩部はブルーパーツを接着後一部カットしホワイトパーツに土台として接着しパーツの強度を担保します。
ホワイトパーツはあらかじめピンをカットしておき、塗装後被せてイエローパーツで固定できるようにしました。
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肩関節軸は短く削りブルーパーツをカットしたことにより少々開くので、開けながらはめ込みその後ホワイトパーツを被せイエローパーツで固定する方式にしました。
腕部は受け軸をカットし後ハメ化しています。
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バスターパーツも同様にブラック、イエローパーツのピンをカットし後ハメ化しています。
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脚部は内部の固定受軸を一部カットし、フレームのピンも前部左右をカットし上から挿入できるようにしました。
オレンジパーツもピンをカットし接着後被せられるように加工しました。
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ブルーフレアパーツ受け部分をカットし合わせ目処理後に組み立てられるようにしました。スラスターパーツもピンをカットして後ハメ化しています。
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胸部ブルーフレアパーツは背部のホワイトパーツ受け軸半分をカットし土台にして接着しました。
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※胸部フレアや脚部フレアなど接着面が少ないパーツは割れ防止にタガネで段を彫り込みプラ板をクロスするように差し込み接着補強しておきます(こうすることで接着面での割れがかなり防げます)
合わせ目消し
合わせ目消しにはピンにタミヤセメント、合わせ目にWAVE高強度瞬間接着剤を使用します。
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一般的には樹脂入り接着剤→ムニュ…か流し込み接着剤→ムニュ…なのですが
けーくるは待ってられない人なのでピンにタミヤセメント、合わせ目に瞬間接着剤で手早く作業します。
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←待ってられない人
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硬化後は金属ヤスリで余分な接着剤をゴリゴリ削り、240番の紙ヤスリで一気に形を整えます。
ハンドパーツなど曲面が入り組むパーツには神ヤス2㎜240番で対応します。
3.表面処理
表面処理ヤスリがけ
パーツのヒケや合わせ目処理でできた金属ヤスリ傷を消すためにひたすらヤスっていきます。
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曲面が多いキットなのでタミヤ紙ヤスリ400番でヒケ、金属ヤスリ傷を消してゆき
神ヤス5㎜の600~1000番で400番の傷を消し磨いていきます。
タミヤ400番は指先でコントロールが可能でヒケを発見しやすいので山折りにして最初にヤスります。
細部加工
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アンテナ先端はヘルメット側に固定する使用ですが、見栄え優先でアンテナ基部に直接接着してマスキング塗分けにしました。
境界線は0.1㎜タガネで彫り塗装後も境界がはっきりするようにしておきました。
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アームパーツ袖は段差が大きかったのでプラ板、シアノンで裏打ちして削り込みラインをホワイトパーツに合わせています。
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脚部フレア内側は隙間が目立つので、0.3㎜プラ板を曲げて接着しテーパー加工しています。
またフレアのピンはホワイト側にはみ出してしまうので、半分にカットしてホワイト側に移植し組み立てたときに目立たないようにしました。
捨てサフ
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合わせ目消しや加工したパーツにスプレータイプのサーフェイサーを厚塗りしないように軽く吹いて
接着剤の気泡や消しきれなかった傷をチェックしていきます。
捨てサフは簡単なチェックなので準備しやすいスプレータイプを使用します。
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気泡や大きな傷を見つけたときは、低粘度の瞬間接着剤を点付けしてもう一度整形→表面処理します。
4.塗装
塗装準備
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表面処理が完了したら一旦パーツを分解して中性洗剤で洗浄します。
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分解する際左右同パーツには左にのみ目立てヤスリでピンなどに印をつけておき、再組立後にわかりやすいようにしています。
また持ち手を付ける時にはボールジョイントや可動軸などにはマスキングテープで養生し組み立てたときに可動がキツくならないようにし、クリップが付けづらいパーツには爪楊枝の先端部分のテーパーを押し込んだり、マスキングテープを巻きつけダボに合わせたりして持ち手にしています。
サーフェイサー
準備ができたらサフを吹きます。使用するのはクレオスサーフェイサー1200、サーフィサー1500ピンク、メカサフスーパーヘヴィです。
サフは主に下地の形成と処理漏れのヤスリ傷の確認のために使用します。
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PS290 0.5口径で2.5倍希釈、0.1~0.125Mpa程度で厚塗りせず一度吹きします。傷が見つかった場合は800~1000番で傷を消し、削った部分のみに再度サフを吹きます。
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ホワイト、ブルーにはグレーサフをオレンジ、イエローにはピンクサフを吹き発色を手助けします。フレームはダークグレーの指定なのでメカサフスーパーヘヴィでサフ、カラー、つや消しを同時に済ませます。
カラー塗装
サフが完了したらカラーを塗装していきます。
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EXホワイト、シャインイエロー、ウォーカーブルー1、2 オレンジはマンダリンオレンジに純色マゼンタで赤味をプラスして調色、すべてガイアカラーを使用します。
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PS290 0.5口径で3倍希釈(ホワイトは粒子が濃いので3.5倍希釈)、0.1~0.125Mpa程度で2コート吹き付けていきます。
乾燥後粒子の粒などが付着していたら神ヤス4000番でやさしくならし、エアブラシカップに少量溶剤を添加して再度吹き付けて塗面を平滑にしていきます。
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腰部パーツはホワイト→細切りマスキングでラインをマスク→オレンジを塗装します。
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アンテナは逆にオレンジ→マスキング→ホワイトで塗分けています。境界をタガネで段差にしたのでマスクゾルを使用し表面張力でマスキングしました。
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バスターの4つのノズルは内側がイエローなので、イエロー塗装後にマスキングねんどを詰めてマスキングしブルーで塗分けています。
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ゼットセイバーはメタリックを吹き付けるので、サーフェイサーブラックを2回吹き付けWAVEヤスリスティックフィニッシュで磨き平滑にしたのちEXシルバー、スターブライトブラスをメタリックマスター4倍希釈で吹き付けました。
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乾燥させ塗面にゴミや粒子の粒などがなければ仕上げに入っていきます。
5.仕上げ
細部の塗装
仕上げにクリアパーツに蛍光カラーを塗装します。
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クリアグリーンに蛍光イエローグリーン、クリアブルー、セイバー刀身に蛍光クリアーを吹きブラックライトで反応するようにしています。
レッドは成形色自体がブラックライトに反応するのでそのままで、足裏と側頭部、額のパーツは裏からシルバーで塗装しました。
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カラーパーツの一部にグレーのラインが入るのでダークグレーに調色したエナメルカラーを筆塗りし、はみ出しをフィニッシュマスターで拭き取っていきます。
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一部パーツの段差はタガネで軽く彫って置きスミ入れしやすくしておきました。イエローにスミ入れ塗料ダークブラウン、バスターノズルや塗分けの境界にダークグレイでスミ入れしています。
クリアーコート
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クリアーコートにはEXセミグロス、EXフラットクリアーのプレミアムタイプを使用していきます。
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アーマーなど硬そうな部分にはセミグロスを
シームレスなライトブルーやハンドパーツにはフラットクリアーを吹きパーツによってツヤを変えています。
※どちらも3倍希釈で吹き付けています。
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コート後にエナメルデントグレーで見えそうなアーマー裏をエアブラシ細吹きで裏塗りし、はみだしはフィニッシュマスターで拭き取っていきます。
アーマーはセミグロスなのでコート後でも十分拭き取りは可能です。
フェイス
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フェイスはエナメルフラットアースで口のくぼみ部分に線を描き、はみだしは溶剤を含ませたつんつんふでSで削り取って調整し仕上げにスーパースムースクリアーを吹きコートしました。
このへんは前回製作した美少女プラモデルのフェイスフィニッシュ法がいかんなくフィードバックされています。
口内はラスキウスアウラ緋色を塗装しています。
組立
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乾燥後パーツチェックしつつ組立ていきます。
塗装でピンの塗膜が太ってしまっているのでピンバイスドリルやナイフカンナがけなどで削り、調整しながら組み立てていきます。
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クリアパーツ内は一部空洞になっているのでハイキューパーツのツインパイプやVCドームを埋め込んでみました。
バスターパーツはSPプレートで台座を作ってドームを埋め込んでいます。
※ちなみにスラスターはメカサフライトで塗装しています。
フィニッシュ
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塗膜を調整しながら慎重に組み立てたところ、特に事故もなく無事に組みあがりました。
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ロックマンエックス マックスアーマーこれで完成とします!!
合わせ目処理や後ハメ加工に工夫が必要ですが色分けも完璧でパーツ数も抑えられており非常に作りやすいキットでした。
なによりこの令和時代にSFCキャラクターを立体化してくれるのはとても嬉しく思います。ではまた製作の機会に
![チビペン](https://ke-kul.com/wp-content/uploads/2022/11/68e9491d2947bc192d41b020d17791d6.jpg)
かんせいギャラリーもこうかいしています✨
※記事内の製作に関する解説で分かりづらい箇所や用語、画像等がありましたらお知らせください
(内容により追記、修正します)
使用した物一覧
※メーカー希望小売価格にご注意ください
コメント
けーくるさま
以前1/144HGUC Zガンダムの制作記でコメントさせていただいていた。ちくろうです。
間が空いてしまっていたのですが、何気に定期購読していたモデルグラフィックスの今月号で、
エンゲージガンダムの作例を見て、その制作者がけーくるさんと書いてありました。
模型誌デビューされていたとはびっくりするのと同時に、
様々な作品ですごい腕前を披露されていることからも、なんかとてもうれしいです。
このページに書き込むのが正しいとは思えませんが、とにかくお祝いを申し上げたかったです。
大変おめでとうございます
これからも刺激になる作例を楽しみにしておりますので頑張ってくださいね!!
ちくろうさん本誌ご覧になっていただいてありがとうございます!
モデルグラフィックスさん’23年4月号でお仕事をさせていただきました。
エンゲージゼロ見ていただいて光栄です、これからも本ブログもあわせてがんばっていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
またここでいいのか!?w
いつものようにモデルグラフィックス5月号買って、
「ついにKaだねぇ」なんていいながら見ていたら、なんか見覚えのあるかっこいいZが!
先月に続いて今月まで、しかもMK2とともに登場とは!
おめでとうございます。
けーくるさんの素晴らしい作例が多くの人に知られていくのはうれしいですね。
しかしながら雑誌の記事の文字数制限により、あの凄いMK2の作例については情報量が少なすぎます!
もし可能であればもう少し詳しい内容をこのブログやtwitterで解説していただくと嬉しいのです。
どうみてもMGにしか見えないですよ。私も組んだことがあるのでわかるのですが、
オリジナリティを出そうとしてどうにも変な方向にまとまったあのリヴァイブを、
あそこまでがっしりまとめてくださったのはやはりけーくるさんの超絶テクニックとしか言いようがないです。
是非ともフェイス、肩、太ももについて工作過程をもっとお教えいただきたいです。
お忙しいところとは思いますが今後も作品が見れるのを楽しみにしています!
ちくろうさんこんにちは。
モデグラ5月号もご覧いただきありがとうございます。今回はZガンダム特集にMk-Ⅱをまぜていただいた形だったのでボリュームが抑え気味の様子でございました。
わたしも後日雑誌で使用していない画像で詳細解説をしたいと考えておりますが誌面で公開したばかりということと、どの程度までブログ記事に書いて良いか線引きを把握していない状態でございます。つきましては折を見て編集部に確認を取りたいと考えております。
お時間をいただきますが、楽しみにお待ちいただけると幸いです。
貴重なご意見誠にありがとうございます。
いつもご返信ありがとうございます。うれしいです。
雑誌掲載がされているうえでの線引き、確かに色々な事情があると思いますので決してご無理なさらずにしてくださいね。
作例ベースで記事があると嬉しいのは確かなんですが、私が僭越ながらけーくるさんの作例で魅了されているところは
それはもうたくさんあるのですが、
・1/144であろうと、エッジやディテールがキンキンに処理されていること
・どんなに超絶に切り刻もうと全くそれがわからなくなっていること
・それがどんなに小さかったり、入り組んだところが対象であったとしても
とかなんです。例えば「Zガンダム製作 part 3 改修前編」で肩正面黄色スラスターを切り飛ばして自作して戻すなんて神業かと!
といったところの、「遠回りでもいっそ作り直してしまう」あたりのテクニックを是非何かの機会でさらにお教えいただけると最高です。
興奮してわがままばかり書いてすいません。今後もご活躍を楽しみにしております!