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フルアップデートしてHGデイジーオーガアルターをつくる モデグラ’24年4月号解説

月刊モデルグラフィックス’24年4月号にてアニメ SYNDUALITY Noir
HGデイジーオーガアルターの作例を担当しました。

ペン
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この記事では
  1. モデグラ掲載作例の補完部分を解説しています。
  2. 作例で改修したディテールアップについて解説しています。
  3. 仕上げに蛍光塗料を使用し劇中の発光表現を再現しました。
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デイジーオーガ アゲイン

23年末某日

担当編集
担当編集

シンデュア2期も始まることだしデイジーアルターを作ってもらおうか

けーくる
けーくる

1期すら観てないのですが…

(田舎すぎてやってない)

担当編集
担当編集

前回のデイジーのフレーム使っていいから作れ

という担当編集からのありがたいお告げ(お告げは盛ってます)があったので、前回作例で製作したHGデイジーオーガを活用しリアル改修機体として製作しました。

前回’23年月10号掲載作例HGデイジーオーガの記事はこちら👇

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アルターパーツを装着する

前回のデイジーオーガを分解していきます。
クレイドルコフィン本体は壱の字、背面コンテナ底部のマーキングカラーが変更になるのと左右ホーンが新規パーツになるので、塗装後に隣接するパーツの色差が出るのを防ぐため底部のイエローパーツとコクピットフレーム以外はアルターからパーツを使用しました。

中央ブロック以外は肩フレーム、ハンドパーツ、ヒザアーマーとローラーを除く下半身パーツを前作から流用しました。

アルターからの再分解も可能なのでノーマルデイジーにも再換装可能です。

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便利な後ハメ

前回同様コフィン外装をパネルラインで分割後ハメ化、合せ目を処理しました。

後ハメ化は前回のデイジーオーガ記事で詳しく解説しておりますのでリンクからご覧ください👇

ちなみに今回は前面イエローパーツフックを0.8㎜真鍮線に置き換えてあります。

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イラストを参考に腕部パーツを巨大に

腕部は形部一平氏がSNSに投稿していたアルターイラストを参考に、手首を大型化し全体的にゴツく大きく見えるように手首カバーを作製しました。

0.3㎜プラ板にT字型スライド定規で0.3㎜スジボリを斜め45°、1㎜スパンで彫りパターンプラ板を作製しました。

プラパイプを輪切りにしテーパーを片側(手首側)にかけ
彫ったパターンプラ板細切りにした物を少しずつ巻き付け、流し込み接着剤で接着し手首カバーを作製しました。

深く彫りすぎた箇所はプラが薄く接着剤を流し込むと割れてしまうこともあり何度かリトライしました。

作製したカバーはそのままでは入らないので、装甲裏から周囲を削り込み装着できるようにしています。
手首背面側は三角プラ棒でテーパーを再現し隙間を埋めています。

手首はHGデイジーオーガと共通パーツなのでイラストと比べると小さく見えるので、一回り大きくすることで”パワーアップしたぞ!”という雰囲気を出してみました。

ヒジ間接付近フィンは裏からエポパテを詰め裏打ちし削り込み、正面から見たときにV字になるようにしています。

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各部ディテールアップ

頭部右ホーン両側面のグリーンパーツは合せ目を消すと塗分けが困難になります。

なのでグリーンパーツを切り落としてしまい、合わせ目処理後にハイキューパーツスチールボール1.2㎜を塗装後に配置するようにしました。

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デイジーオーガでも行ったバイザーフチを三角プラ材で鋭く見せる加工です。
今回はWAVE三角棒②を貼り付けて前回より傾斜を鋭くし、強化改修感を出してみました。

二の腕にある電池型シリンダーも前作同様めり込んでいるようにするため、WAVE肉薄プラパイプを輪切りに接着しました。
今回はスジボリ堂ダンモであらかじめフチを一段彫り込んでおき、そこに貼り付けて接着強度を上げました。

アルター新規ニーアーマーパーツは各部と同じく0.8㎜真鍮線に置き換え、側面のメリハリがイラストに比べ少なく感じたのでプラ材を貼って大型化しました。
上側先端もシャープに加工して雰囲気を近づけています。

メイガスカーゴのヒンジは軸が見えてしまうので前回同様フレーム側のピンを短くし、プラ材各種でヒンジカバーを作製しています。

二の腕フレーム側面の丸凹モールドはスピンモールドで均し、ハイキューパーツ ジーレップ06を埋め込みました。

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ライフルストック後端のディテールは合せ目を跨ぐ形で処理しずらいので、一旦削り落とし0.3㎜プラ角材で再生しています。

ライフルスコープは本体の境目との合せ目が奥まって処理や塗装が難しいので、切り離してプラ材でピンを作製し差し込み式にしました。
スコープレンズはハイキューパーツメタリックシールを貼り上からガイアノーツUVジェルクリアSを塗布→硬化させ立体感を出しています。

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マスキング塗分け

キットはカラーシールで色分けを再現している箇所があるので、マスキングで塗分けしました。

ホーン根本は先に本体イエローを塗装し付属のカラーシールでマスキングし上からブラックを吹き塗り分けています。

レフトショルダーアーマーのスパイク先端も先にブラックを塗り、カラーシールでマスキングします。
下地が黒になってしまうのでグリーンを薄く乾燥させながら数回に分けて吹き付け段差にならないよう少しずつ発色させました(先端の緑色はマスキングゾルでシールしています)

右アーマーのスパイク基部は劇中のようにイエロー発光にしたく、また蛍光塗料をはみ出させたくなかったので基部でカットしプラパイプに置き換え別パーツ化しました。

コフィン外装はカラーパターンが入り組んでおり塗分け難しい箇所があるので、目盛付きプラ板で形状をトレースしマスキングテープカットの治具にしました。

角が複数あるマスキングは細切りのテープを何枚も貼りますが、治具を使えば工程を省略できます。
(反対側はプラ板をひっくり返してカットしています)

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ストライプパターンを塗装で再現

前回のデイジーと同じくコーションとストライプパターンにテトロンシールが付属するのでギリギリまでトリミングカットして貼っていましたが…

前腕のストライプパターンを1本づつカットして貼ったのですがどうしてもアールがキツい部分にテトロンシールが追従せず
なんとかクリアで封じ込めまいか数回吹いたところ
とんでもない厚みになったうえ、シールが浮いてしまい失敗しました…

なのでシールをあきらめて等間隔に切ったマスキングテープを並べ、イエロー→マスキング→ホワイトの順でストライプパターンを塗分けで再現しました。

ペン
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マスキング塗分けなので大きな段差もなく綺麗に仕上がりました!

左肩部のストライプパターンもシールが追従しなかったので台形型にマステで囲い、細切りにしたテープを斜めに貼り付けて塗り分けました。

こちらもうまい具合にパターンを再現できました、下段のコーションのみキットシールをトリミングし貼り付けております。

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蛍光塗料で発光させよう

2期予告時に公開されたイメージスナップで、右肩スパイク根本のイエローが発行しているのを無色蛍光カラーで再現してみました。

最初は白下地の上にガイア蛍光カラーイエローとオレンジで他のパーツと同色になるよう調色し塗装→発光させたところ

ペン
ペン

なんか黄緑っぽくない…?

そう…
ガイア蛍光は発効前のカラーと発光時では色味に大きな差が出てしまうのです

なので別の方法でアプローチすることにしました。

蛍光カラーでは発行時の色味が非発光時とイコールにならないので、エアテックスブラックライトペイントルミネの赤と緑で発光時にイエローになるように調色した物を、アーマーと同じイエローを塗装した上にコートしました。
(※ルミネは調色しても無色なので調色→試し吹き→ブラックライトで確認をしてからコートしました)

コートしブラックライトでテストしたところしっかりイエローに発光しました(写真はちょっと大げさです!)
ちなみにホーンやセンサーにはガイア蛍光ブルーグリーンをバイザーには蛍光クリアーを裏から塗装しています。

ペン
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ブラックライトペイントルミネはブラックライトを当てなければ無色クリアー塗料になるので下のソリッドカラーは本体イエローに揃え発光時も狙ったカラーが出せます(例下地白→発光時赤とかもできます)

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仕上がり

前作例デイジーオーガから劇中同様デイジーオーガアルターにアップデートしました!
仕上げにクレオスウェザリングカラーマルチグレーでウォッシングし前回作例の雰囲気に合わせております。

チッピングや下半身の改修、サンダーマークの塗分けなどはデイジオーガの記事をご参ください👇

シンデュアメカ2回目ということで前回の製作経験を活かしつつ、マスキングや蛍光カラーなどプラスアルファの製作に挑戦してみました。

現在はアニメ第2クールも終了しデイジーオーガはさらにアルターからフィックスへと進化したとのことでした

そして…

けーくる
けーくる

やはりウチの里でアニメシンデュアの放送はなかった…

ブログ内完成品ギャラリーも同時更新しております。
モデルグラフィックス本誌では迫力の写真と細かい解説を記載しておりますのでぜひご覧ください!

チビペン
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モデグラかってね!✨

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使用した物一覧

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