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ラーガンダム ビルドストライクエクシードギャラクシー話題のEGを徹底レビュー製作する モデグラ24’1月号解説

月刊モデルグラフィックス’24年1月号にてガンダムビルドメタバース
EG ラーガンダム、ビルドストライクエクシードギャラクシーの作例を担当しました。

ペン
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本誌にはカッコイイ写真が多数掲載されておりますのでぜひご覧になってみてください!

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エントリーグレードのポテンシャルを200%引き出そう

実は初のエントリーグレード製作でキットを仮組みしたところ、色分け抜群ファインビルド構造で組立簡単、合わせ目もほぼ目立たないというかない仕様で可動範囲はHG並みかそれ以上のスペックと…
ガンプラのすさまじい進化を感じました。

作例はキットレビューとのことでスタイル変更や新規ディテールの追加などはせず基本工作を徹底してエントリーグレードキット本来のポテンシャルを底上げできるよう製作してみました。

いつも魔改造ぎみなわたくしですが、基本工作だけでも超カッコよくなるEGキットはすばらしい!と楽しく作業させていただきました。

担当編集
担当編集

魔改造すんなよ

けーくる
けーくる

ハイ…

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合わせ目消しと後ハメ加工をしよう

ラーガンダムはEG78がベースになっていますのでほぼ合わせ目はなく、ラー新規のヘルメット側面中腹部分と胸部、脚部のみ合わせ目が来るので処理しました。

ダクト側面の合わせ目を接着すると襟とダクトが外せなくなるのでカットし後ハメ化しました。
胸部を接着すると腹部上段が組みづらくなるのでボール受けを斜めにカットして下側から差し込みやすいようにしました。

ビルドストライクは胸部と脚部ふくらはぎ側に合わせ目がくるので処理していきます。

胸部はフレームを挟み込む形式になっているので、肩部接続軸を残し腹部と襟でカット肩部軸を胸部に組み込み接着合わせ目を消します。
襟は背面フレームと接着し合わせ目を消し、塗装後上下から組み立てられるようにしました。

脚部フレームは上下とスラスターで3分割し後ハメ化しました。

フレーム中央は丁度肉抜きになっているので、補強とズレ防止でプラ板を差し込みピンにしています。

接着した装甲側はそのままではフレームが差し込みずらいので背面側を少しカットし組みやすいようにしています。

バックユニットはピンをギリギリまで短縮カットし、装甲を付ける前にフレームをこじ開け気味(KPS(柔らかいプラ)製のため)にすればちょっと強引ですが後ハメできました。

後ハメし外装を付ければフレームが曲がらなくなるのでモノコックのように支えてくれます。

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肉抜きを埋めよう

フレーム群はC型スナップ+カバーの一発成型&ファインビルド構造で最小パーツ数に抑えられており、合わせ目もなく組み立ても楽ちんですがいくつか肉抜き穴があるので処理していきます。

ラーガンダムのヒザフレームは両側面に肉抜き穴がくるのでまずトラスと同じ高さにスペーサーを埋め、続いて穴に合わせたプラ板で蓋をし隙間を瞬間接着剤で充填後ヤスリで整形しました。

ビルドストライクのヒザフレームも同様に処理していきます。
こちらは一部三角の隙間があるのでWAVE三角棒(プラ材)で隙間を埋めています。

足首フレームも2カ所肉抜きあり、下側はトラスに合わせてスペーサー→プラ板フタ→整形で処理します。

軸側はプラ板だと難しいのでエポキシパテ(タミヤ速乾タイプ使用)を適量盛りつけトラスに形状を合わせたプラ板(画像はタミヤ1.2㎜)を押し付けて整形しました。
押し付ける際プラ板に少量の水を付けておくとプラ板側にへばりつかず整形できます。

ビルドストライクも同様に八角形アンクルアーマー受けの角度に合わせたプラ板を押し付けて整形しました。

ラーガンダム足裏つま先側が肉抜きになっており、パテでそのまま埋めてしまうとアウトラインから一段下がった形状にならないのでプラ板で処理していきます。
まずトラスを削りプラ板が収まりやすいようにします。

そして形状に合わせて切り出したプラ板をセット、隙間を瞬着やシアノンで埋めアウトラインから一段下がったディテールにしました。

ビルドストライクの足裏はパテで埋めますが、せっかく中央に台形のモールドが成型されているのでつま先側にプラ板を貼り土手にしてからパテを埋めました。

パテをはみ出させず元のディテールを活かしました。

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エッジをシャープにしよう

ブレードアンテナやアーマーのフチ(いわゆるバンダイエッジ)を削り込みシャープ化していきます。

アンテナ先端はフラッグをカットしておきます。

ラーガンダムのアンテナはモールドが正面側に集中しており、削りすぎると額のパーツが合わなくなってしまうのである程度正面側を削ってシャープ化したら裏側も山型になるよう削り込みました。

表裏から削り込むことによってかなり厚みを抑えることができました。

ビルドストライクも削り込み厚みを落としました。(ストライクは正面側からのみ削りました)
1/144ブレードアンテナは削りすぎると強度が落ちるので先端をナナメにカットし角度を付けると断面面積ができ強度が確保できるのでオススメです。

アーマーのフチはマジックなどで印をつけて削り込みシャープにしました。一段落ちてる部分を削り込みツライチにするだけで印象が変わるので効果的です。

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塗分けを工夫しよう

色分けはパーツ分割によりほぼフォローされておりますが、細部の塗分けをおこないました。

ラーガンダムのニーアーマ側面のダクトイエローは形状が複雑なのでエナメル塗料で塗分けました。

大まかにマスキングし本体イエロー(ガイアノーツシャインイエロー)の色味に調色したエナメルイエローをエアブラシで薄く数回塗り重ね発色させます。

乾燥したらめくれないようゆっくりマスキングを剥がし、エナメル溶剤でトリミングしていきます。
エッジはフィニッシュマスターで簡単に拭き取れますが、奥まったところはゴッドハンドつんつん筆Sにエナメル溶剤を含ませて拭き取りました。

つんつん筆拭き取りは細やかなトリミングができるので、ロボ物のエナメル吹き取りにも重宝します。

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ツインアイはシェーディングモールドでアウトラインに影が落ち、黒く見えるような構造になっております。
作例ではさらにアイモールドの側面とクマドリの天面、ヘルメットの陰になる部分にエナメルつや消しブラックを塗ります。
影が落ちてほしいところにフラットブラックを塗り足すことで目元の黒が強調されます。

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仕上がり

基本工作オンリーの製作ですがEGキット元来の巧みなパーツ分割やハイクオリティな造形でカッコよく仕上がりました。

今回はオリジナルに沿っての製作でございましたが、ビルドシリーズ最大の醍醐味ミキシング製作やプラ材、パテ等でオリジナルの造形改修などいろいろやってみたくなるようなキットでした。

特にビルドストライクの各部にある3㎜ジョイントはいろいろできそうな感じで、ぜひオリジナルストライクを作ってみたいですね

ペン
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すばらしい拡張性を秘めています!

ブログ内完成品ギャラリーも同時更新しております。
モデルグラフィックス本誌では迫力の写真と細かい解説を記載しておりますのでぜひご覧ください!

チビペン
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モデグラかってね!✨

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使用した物一覧

※メーカー希望小売価格にご注意ください

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