ウェポンの改修&ディテールアップ処理をしていきます
本体ディテールアップ編と同様の工具を使用しています※詳しくはpart4~6を参照
XBR-M-87A2 ビームライフル
ライフルもマスターアーカイブイラストに寄せつつ改修していきます。
グリップはそのままだとADハンドに対応しておらず、持ち手にしっかり保持できないので側面に0.3mmプラ板を貼り足し厚みを調整してしっかり持てるようにします。
続いてフォアエンド上端を一度ハイパーカットソーで削り落とし空間を空けます。
そこにプラ材で一段違いのディテールを作製しました。着脱の確認を行ったのちに合わせ目処理します。
エンド下端のセンサーディテールはキットで造形が凸モールドになっています。こちらも一旦削り落としてプラ材の箱組みで凹モールドのセンサーディテールに変更しています。
ライフル上面のパイプディテールは細く感じたため、削り落とし左右面からノギスでアタリをつけ、ハイパーカットソーで切り落としてスペースを設けます。
設けたスペースにプラパイプと少し曲げたプラ棒でパイピングを施しました。両端のパイプはWAVEプラパイプ肉薄3.5、真ん中のパイプはエバーグリーンのやわらかいプラ棒を曲げて使用しました。
Eパックは塗分けも必要なことから、ハイパーカットソーで慎重にカットして別パーツ化、ライフル側にプラ材で箱組みを作製し内部にネオジム磁石を配置し容易に着脱できるようにしました。
マズルはパイプカッターで切り込みを入れてディテールを追加、エンドパーツはキットの物は切り落とし市販パーツを加工して作り直しました。
またイラストを参考に各部にディテールを入れていき、センサーも彫りこんで立体的にしました。
元キットとの比較です。各パーツは塗装時に分解できるようにしました。
FXA-03M2 ハイパー・メガランチャー
続いてハイメガランチャーです。
こちらはガンダムベース東京で購入したシステムウェポンキット008を使用していきますが…
なんとこのシステムウェポンのデザインがマスターアーカイブイラストに”ドンピシャ!!”
なのでデザインはいじらずに本体接続やランディングギアに対応するよう改修していきます。
キットのランディングギアパーツを流用し、先端のガードパーツに着脱できるようにします。ギアを適度にカットしプラ材を箱組みしてガードパーツに装着できるようにしました。
ディテールを入れ、一部真鍮線で補強しています。
ガード裏はプラ板で肉抜きを塞いでいます。
これでWR懸架時にガードが下がりランディングギアの代わりなるようにしました。
続いて両側面のランディングギアもキットとプラ材を組み合わせて加工します。
サイドグリップジョイントのランチャー側に1mmプラ板で差し込めるようにし、接続強度を保てるようにプラ材で囲っています。
また外側は外したサイドグリップ基部の肉抜き穴に差し込めるようにしてあります。
形状はそのものなのですが、ランチャー下側にディテールが足りなかったため、ノギスでアタリをつけてスピンモールド、タガネ、彫刻刀で凹モールドを彫っていきます。
彫った凹モールドはイラストを参考に、加工した市販パーツと半丸棒でディテールを入れていきます。
ライフル同様マズルにパイプカッターでスジボリを施し、サイドグリップカバーのリブは切り落としプラ材で再生してます。
グリップもADハンドにフィットするよう背面をプラ板で足してます。
そのままではWR(ウェイブライダー)時にシールドと接続できないため、プラ材を組み合わせてジョイントを作製しました。シールド側がブロックでランチャー側が3mm軸です。
ランチャー側のメイングリップパーツの一部をカットし、カバーのように脱着できるようにしました。そしてカットした基部に3mm穴を設け接続軸としました。
自作ジョイントでしっかり接続できるようにしました。
重いですがMS時にもバッチリ懸架できます。
ランディングギアを差し替え展開と、本体への接続を改修しました。
改修後は表面処理を行い、捨てサフを吹き状態の確認を行います。
元キットとギアの展開位置が異なりますが、丁度よく移植できました。
オプションサブアーム
ちょっと手を加えたくなり、ミキシングで余ったゼータから、スタビライザー基部のパーツと30M系OJ1ランナー7番を接着し整形します。
コトブキヤM.S.GフレキシブルアームAから一つアームを調達し、WAVE O・ボルトでディテールアップします。(O・ボルトはプラ板にピンバイスで空けた同径の孔に入れてヤスると、入れたプラ板と同じ厚みになるので調整に便利です)
さらに先ほどのスタビライザージョイントにOJ1ランナー8番を接続しフレキシブルアームを接続します。
そしてランチャーのシールド接続用に空けていた3mm穴に接続します。
メガ・ランチャーをMS時に背面に懸架できるようにしてみました。
サブアームはMETAL ROBOT魂 Ζガンダムのメガランチャーから伸びるアーム保持機構を参考にしてみました。
前回修正箇所
武器類を装備すると立ちポーズの時に股関節ジョイントで左右に振れてしまうので、余ったゼータのパーツにプラ板を貼り付けて固定ポーズ用の股関節パーツを作製しました。(上部のフレームパーツにプラ板がかみ合って動かないようにしました)
またMS時にフライングアーマー内が見えてしまうので、プラ板で土台を切り出しビルダーズパーツMSアーマーをカットした物を配置しました。
変形時に腕部と干渉しない厚みに調整しました。
変形差し換えパーツは、肩部を大型化したことによりアーマーに干渉してしまうので、削ってクリアランスを確保しています。
変形パーツのサイドスカート接続部はスカートを自作し都合上、純正パーツと角度が合わなくなってしまったので切り落とし、3mm軸を接続位置と角度変更して取り付けました。(右側が修正後)
軸位置を変更することによってWR形態時にサイドスカート位置が自然になるようにしました。
フライングアーマーを背負った時に上半身のバランスが気になり、肩が下がりぎみに感じたのでフレーム軸を一旦カットし、1mmほど上にセットしました。
可動で負荷がかかる部分なので、真鍮線で補強しつつ接着しました。併せてネックは改修時に1mm下げていたのですが、余っていたパーツに換装しデフォルトしました。
これで上半身もメリハリが効いた感じに修正できました。
(※前回のフライングアーマー装備写真では肩部はすでに修正してあります)
これで主な改修&表面処理はすべて完了し塗装可能状態になりました。
次回は塗装編でお送りします!
※記事内の製作に関する解説で分かりづらい箇所や用語、画像等がありましたらお知らせください
(内容により追記、修正します)
※メーカー希望小売価格にご注意ください
超合金フィギュア METAL ROBOT魂 Zガンダムのオプションアームを参考にしました。
コメント
けーくるさん
こんばんは!ついに武器ですね。どうしても武器とかシールドって本体が力尽きておろそかになりがちですが、けーくるさんの妥協なき工作は見習わなくてはと感心してしまいます。
メガランチャーを背中にも懸架できる仕組みをHGUCに持ってくるなど、きっと完成時の素立姿も期待大です!
いよいよ塗装とのこと、細かく追加されたディテールの塗分けや、追加ディテールや工作の下地処理からの本塗装など見るべきポイントもたくさんあると思っておりますので次の記事も期待しています!!
ちくろうさんこんにちは、いつもご覧いただきありがとうございます!
とうとう長きにわたる改修作業が終わり、現在塗装に入っております。
塗装もできる限り丁寧にお届けしたいと思っておりますので、また更新楽しみにしていてください。