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HG ヒュッケバインMk-Ⅲ 後編 設定画参考に徹底改修 モデグラ作例

月刊モデルグラフィックス’24年9月号にて
HGヒュッケバインMk-Ⅲの作例を担当しました。

けーくる
けーくる
この記事では
  1. モデグラ掲載作例の補完部分を解説しています。
  2. カトキハジメ氏デザインイラストを参考に各部改修しております。
  3. TYPE-Rも同一改修で並行製作しました。
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前回のあらすじ!

Screenshot

話の続き

担当編集
担当編集

わかった製作は任せる
では…

けーくる
けーくる

さらにガンナーのグリップからボクサーは確定かと思いますので!
タイプRも含め徹底改修でぜひ2機製作させてください!(ハァハァ…)

担当編集
担当編集

え、えぇ…(ドン引き)

タイプRも作ることになりました。

製作時ボクサーは未発売だったので、私物のHG Mk-Ⅲを使用して同時製作&同一改修で魔改造を施すことを提案し担当編集をドン引きさせる けーくるでした。

チビペン
チビペン

ひくわ

前編の後ハメ加工に続き、同一改修で2機分ディテール改修を行っていきます。
前回よりかなりの長尺になりますがぜひ最後までご覧ください。

後ハメ改修の記事はこちら👇

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初期イラストのスタイリングに

キットは前作HG Mk-Ⅱに通ずる現代風バンダイアレンジの立体化でしたので、前回の作例と同様にα登場時のカトキハジメ氏のイラストを参考に改修製作しました。

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ヘッド改修

アンテナ下バイザーは左右のパーツで再現されておりますので肉厚を下げてシャープに加工しました。

フチにマジックを塗って厚みを確認します。

デザインナイフとクレオス 匠之鑢・極 玄人 刀刃ヤスリで慎重に裏側を削り厚みを取っていきます。

イラストとくらべるとバイザーが小ぶりに見えたので上端に(スゴクカタイ)タミヤプラバン0.5㎜を接着&整形しました。

アンテナセンターブロック上端もプラ板で同様に延長&整形

正面からも左右にテーパーがかかるように整形してバイザー全体がさらにシャープになるよう厚みを取りました。

見た目が大きくなりました。

センターブロック目頭側にもプラ板を貼り足して延長しています(接着面が小さいので一段落としてプラ板を接着しています)

目頭側にもプラ板をプラスしたので目つきが険しく見えるようになりました。

アンテナを削り込んでシャープに整形します。

マジックでアタリを付け、中央から先端に向かってテーパーをかけるようにアンテナ山部分を削ります。

バンダイ製品はエッジに一段面があるケースがるのでフチを削る前に厚みを落とします。

テーパーを出したら(厚みを落としたら)マジックで再度アタリを付けフチ側に向かってシャープに削りこんでいきます。

ヒュッケバインは根元に三角のディテールが存在しますのシャープ化の際一旦削り落とし、最後にプラ板で再生します。

シャープ化すると厚みが変わりセンターブロックとの間に隙間ができるので
アンテナに離型剤(リップクリームを使用)を塗布、ブロック側に瞬間カラーパテを充填し隙間を埋めました。

パテ硬化後ヤスリで整形してアンテナとブロックの隙間を修正しました。

最後に削り落とした三角ディテールを0.3㎜プラ板で切り出して接着し再生しました。

アンテナがシャープ化&バイザーを大型化でより精悍な顔立ちになりました。

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ボディ改修

カトキハジメ氏のイラストを参考にボディの形状変更、スカートアーマー裏ディテールアップを行いました。

胸部ディテール変更

設定イラストのマッシブなイメージに近づけるため胸部左右に1.0㎜プラ板を貼りつけボリュームをアップしました。
Mk-Ⅱと共用のパーソナルファイターダクトはフチを削り込んでシャープに整形しました。

また各々の面をしっかり面出ししてエッジを極力立てています。

パーソナルファイター用背面カバー裏は空洞になっているので、プラ板を組み合わせ裏打ちパーツを製作しました。

単調にならないようダークブルーパーツ側にも一部(上辺)プラ板を接着しディテールアップしています。

ネックパーツも回転軸部分の肉抜きがあるのでプラ材でディテールアップしました。

スカートアーマーディテールアップ

スカートはフロントとサイドの隙間が若干空いているのでサイドスカートをやや前にセット調整し、スカート裏打ちパーツを作製しました。

また全体的にエッジ出しを行いシャープに整形しています。

腰部フレームのサイドスカート接続軸をコの字に切り取り1㎜前方に移動し接着しています(後ろ側に1㎜プラ板でスペーサーにしています)

裏面は肉抜きになっているのでプラ板を接着しフタをしました。前述の軸下側も一緒に接着し強度を確保しています。

各スカート裏はプラ板を切り出して裏打ちディテールを追加しています。

ビームソード柄の収納はリアスカート裏で付け外しが容易でなかったため、柄を自作しダミーディテール化しました。

モールドを彫った3㎜プラ角棒に0.3㎜プラ板を貼り整形しました。

気軽に取り外しができない位置だったので裏打ちパーツとともにディテール化しました(一応取り外しは可能です)

フロントスカート裏はソード柄を収納しないのでエポパテで埋めました。

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アーム改修

腕部はフレームの延長、ディテールの形状変更を行い全体的にゴツくマッシブになるよう改修しました。

ショルダーアーマー改修

フレームで縦と横に延長し、延長により生じた隙間はアーマー内(ボディ)側にプラ材を貼り足してバランスを調整しました。

B2パーツを中央でカットし1㎜プラ板で延長しました。

カットする前にあらかじめピンバイスで軸芯に穴を空けておき、延長接着の際にズレが生じないように真鍮線を通して接着し補強も兼ねています。

さらに上側の軸に0.5㎜プラ板をスペーサー状にして接着、接続軸で上にあげています。

アーマー内(ボディ)側はイラストのような窪んだ感じにしたかったのでWAVE三角棒を並べてラインを整え、1㎜プラ板を貼りボリュームアップしました。

フレームで横1㎜ 縦0.5㎜延長し大きくイカリ肩に見えるようにしました。

ダークブルーパーツ天面部分はキットでは張り出している印象だったので、パープルパーツのラインに合わせて削り込んでいます。

腕部改修

HGキットは全体的にアールがかかったアレンジなのでイラストを参考にゴツゴツとした印象にディテールを変更しました。

前腕各面を削り込んでエッジを出し、変更したい部分に0.5㎜プラ板を貼りました。

背面側はイラストのようにやや盛り上がった突起を再現したかったので同様にプラ板を貼っています。

プラ板を整形し形状を変更しました。

背面側もナイフとヤスリで整形し突起状に変更しました。

側面の突起はイラストを参考に三角プラ棒を貼って角度を削減しました。

握りハンドは AUBE Dimension Works製 https://twitter.com/AUBE_Dimension ADハンド Ver.ken 8.0(ディテールなし)に換装し甲パーツを彫ってMk-Ⅲのディテールを配置、親指付け根のディテールを一部埋めています。

腕部をゴツくしたかったので8.0㎜の大き目を使用しました。

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レッグ改修

Mk-Ⅲの綺麗な脚線がでるように一部短縮、形状変更を行いました。

足首幅詰め

足首は長い印象があったので幅詰めします。

肩フレーム同様ピンバイスで開孔してからカット→削って幅詰め→真鍮線を通してズレ防止と補強をしました。

1㎜幅詰めしスネと足の距離を近づけました。

脚部ライン変更

ヒザ裏の装甲は厚みがあるので削り込んでシャープ化しました。

ダークブルーパーツフチも削り込んでシャープに整形しています(削り込むと薄くなってしまうので瞬間接着パテで裏打ちしています)

アンクルアーマーまわりホワイトパーツはヤスリでエッジを出し上辺にプラ板を貼りました。

上辺にプラ板を貼りつけ整形しスネからのラインを整えています。

アンクルアーマーは付け根の隙間が気になったので接続位置を下側に変更しアーマーを上に持ち上げました

さらに接続部付近にプラ材を貼りスネからのラインにつながるようにし、最後にイラストを参考に全体的にエッジをかけました。

可動域は狭くなってしまいますが、Mk-Ⅲ独特の脚部ラインを再現してみました。

つま先延長

つま先は1.2㎜プラ板を張り付けて整形し延長&シャープ化しました。

先端は3面あるので正面貼り付け→ヤスリ整形→側面2か所貼り付け→ヤスリ整形で仕上げています。

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バックパック改修

バックパックはスラスターノズルの延長工作やマルチトレースミサイルコンテナカバーのディテールを変更しました。

スラスター延長

スラスターはイラストに合わせてパープルパーツのフチギリギリまで延長しました。

キットのスラスターノズルを両サイドからL字にハイパーカットソーで切り落としタミヤ1.2㎜プラ板を貼り付けて延長しました。

スリットには1㎜プラ板をガイドスペーサーにして接着剤が乾燥するまで固定しています。

延長工作によりスリットにスペースができたので0.3㎜プラ板を3枚組み合わせて内部ノズルディテールを作製しました。

接着剤硬化後テーパーを付けて整形しました。

側面の凹モールドはL字にカットした際にタガネで深く彫り込み、ディテールを入れた0.3㎜プラ板を埋め込んでいます。

コンテナカバーディテールアップ

マルチトレースミサイルコンテナ側面のイエローパネルは設定画と比べるとキットはだいぶ中央に寄っていたので
付属のシールをガイドにナイフや彫刻刀(ゴッドハンド ビットブレード)タガネで凹モールドを彫り位置を内側やや上方に移設しました。

モールドガイドにしたシールはそのまま0.3㎜プラ板に貼って切り出し
イエローパネルを別パーツ化しました。

塗分けではなく別パーツ化し塗装後に接着する形式に変更しました。

最後にイラストを参考にカバー内側の面にWAVE三角棒を貼って整形しラインを変更しました。

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ファングスラッシャー

キットではC字ピンによる接続のファングスラッシャーですが、塗装してしまうと着脱の際に剥げの要因になってしまうので磁石によるリニア接続式に変更しました。

ピンを廃するとかなりの余剰スペースが出るのでスラッシャーとの間にプラ板でスペーサーを作製しました。
スラッシャー接続部、肘内部、スペーサー内部に磁石を埋め込み強力に保持します。

スラッシャーは合わせ目を消す前に、プラ板スペーサーは貫通するギリギリの範囲にハイキューパーツネオジム磁石 直径2㎜高さ1㎜を埋め込みました。

キットにはスラッシャー用持ち手はなかったので、平手内部とスラッシャー側面にネオジム磁石を埋め込み保持できるようにしてみました。

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グラビトンライフル用スラッシャーアタッチ

OGムーンデュエラーズではお馴染みガンナー搭乗時(乗ってるのはエクスバインですが…)に左手でグラビトンライフルを掃射するポージング用に、スラッシャーが干渉してしまうので専用のスペーサーアタッチを作製しました。

こちらもプラ板の組み合わせにネオジム磁石を埋め込み、前述のファングスラッシャースペーサー自体が後方にスライドしたイメージで作製しました。

スラッシャーを後方にスライドさせることによりグラビトンライフル左持ちが違和感なく構えられるようになりました。

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カラー

ガイアカラーをメインに調色しました。

パープル=(ヘキサギアカラー)ヘキサバイオレットに純色バイオレットを純色マゼンタで赤紫にしたものを添加しやや赤味のあるパープルに
ダークブルー=(バーチャロンカラー)マーズダークブルー
レッド=(バーチャロンカラー)焔朱
イエロー=(勇者カラー)シャインイエローに焔朱少量添加
ホワイト=EXホワイト、ニュートラルグレーを1:2の割合
フレーム=クレオスグレーサフ1200とブラックサフ1500でグレーを調色し、純色イエロー、シアンで黄緑を調色しカーキよりのグレーに

メインカラーのパープルを基準に全体的に寒色系ではなく暖色系になるよう調色しました。
補色のレッド(焔朱)は朱色よりにしてイエローを邪魔しないように、イエローは焔朱を入れて朱色側に振って馴染ませています。

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おわりに

並べたときに同じになるようにパーツ単位で細かくチェックしながら改修しました。

ボクサー用に当然のことながら、スーパーロボット大戦OG2で登場したタイプL、R同時使用をやってみたかった、もとい2機つくればガンナー&ボクサーで同時に飾れるじゃん…という本人の欲望のままに製作しました。

23年5月号ヒュッケバインMk-Ⅱに引き続きαリアル主人公機体を製作させていただき、α凶鳥シリーズをコンプリートしました。

AMガンナー&グラビトンライフルBST、AMボクサーも別記事にて解説予定でございます。ご期待ください!

完成品ギャラリーは後日公開予定です。
モデルグラフィックス本誌では迫力の写真と細かい解説を記載しておりますのでぜひご覧ください!

チビペン
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モデグラかってね!✨

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使用した物一覧

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