30 MINUTES SISTERSオリジナルシスターをつくろう FINAL
ぜんかいまでのあらすじ!!✨
チビペン「テイオーちゃんとまどかちゃんもしあげてね✨」
ペン「えええええええええええええええええぇええぇえええええッ!!??」
…とのことでやっとの思いでフィギュアライズ トウカイテイオー と 創彩少女 結城まどかの
表面処理が終わった後の出来事であった…
死ぬかと思ったぜ…😇
そして表面処理後、パーツの分解洗浄完了したので塗装に入っていきます!
👇でわでわ👇
ボディパーツの複製
毎回30MSのオプションボディパーツを導入するとお腹が肌色パーツで、そんな状態で戦闘して大丈夫か?と心配になってきてしまったので複製しボディスーツパーツを作ることにしました。
イーノック的にはいろんな意味で”大丈夫だ問題ない”といってくれそうですが…
複製には WAVE 型想いを使用します。
3月に製作した30MSと同型のパーツ型が残っていたので型取りは割愛しますので過去ツイートをご参照ください👇
タミヤポリパテの主剤と硬化剤を混ぜ合わせ、パーツのフチなど流れ込みにくいところから充填していきます。
硬化後に型から取り出し余分なバリを取り、気泡をシアノンや瞬間接着剤で埋めて表面処理していきます。土台のパーツに嵌まるように裏側も削って調整します。
塗装後にダボをピンバイスで緩くして、腹部側とボディ側にネオジム磁石を設置して、肌パーツと複製したスーツパーツを簡単に脱着できるようにしました。
※塗装後の状態です。
フレッシュパーツの塗装
肌パーツは成形色を活かしたクリア塗装法で仕上げます。
まずは表面処理したパーツの細かな傷埋めと、KPS(やわらかいプラ)の毛羽立ちを抑えるために
ガイアノーツ EXクリアーを3.5倍希釈程度0.10Mpaで2コート吹きます。
2回吹いたのはプラだけでは透明感が出ないのでクリアで層(レイヤー)にすれば多少マシになるかなと考えました。
クリアコート後はガイアノーツサフレスフレッシュピンクを肩口やヒジ、ヒザなどにシャドウ吹きし
サフレスフレッシュピンクをEXクリアで3~4倍ほど(体感)割ったものを全体に軽くコートしました。
サフレスピンクのクリア割りを全体にコートすることによって、シャドウ吹きした箇所も上手く馴染みほんのりと全体的に血色がよくなりました。
また関節以外の肌パーツにはフィニッシャーズカラー パールホワイトを軽くコートしてお肌の煌めきをプラスしています。
さらに素手のハンドパーツ先端にはサフレスフレッシュピンクを筆塗りで軽く乗せ爪、マニキュアのようにしました。
最後にクレオス GX114 Mr.カラーGX スーパースムースクリアー でつや消しコートします。
関節部などは塗膜が厚くなるのを防ぐために可動軸にマスキングテープを細かくカットしたもので養生しておきます。
スーパースムースクリアー でつや消しコートした状態です。
吹きすぎてゴリゴリのつや消しにならないように滑らかな状態を目指してみました。
髪パーツの塗装
髪パーツはグラデーションを塗装を施していきます。
まずはクレオス Mr.カラー ラスキウス アウラ シリーズの白雪色と濡烏でグレーに調色したベースカラーを吹きます。
続いて白雪色を多めで調色したハイライトを毛束の山になってる部分に細吹きし、ある程度発色したら軽く全体に吹いてベースカラーとハイライトを馴染ませます。
さらにボディパーツに使用するガイアノーツ エヴァピンクをクリアで割ったものを先端に吹き、アニメキャラクターの透き通るような感じにしてみました。
仕上げにクレオス Mr.クリスタルカラー アメジストパープル をごく少量コートしてガイアノーツのEXセミグロスクリアーでコートします。
光が当たった時にわずかにパープルのハイライトが出ます。
ボディスーツの塗装
ボディスーツの黒部分とジョイントにはクレオス Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 ブラック を吹いて傷のチェックを行います。
ジョイントは肌関節同様マスキングテープで養生しておき、サフの吹きっぱなしのみで完了としました。
サフ後スーツパーツにはガイアノーツ プリズムブルーブラックを同社メタッリクマスター溶剤で4倍希釈したものを0.1Mpaで2コート吹きます。
私の場合ですがメタリックカラーは濃い状態で吹いてしまうとザラつきやすくなってしまうので、十分に希釈して滑らかに仕上げました。
袖口はマスキングしてホワイトを塗装、アクセントとしました。
仕上げにEXセミグロスクリアーでコート
プリズムブルーブラックはツヤ具合が変わると吹きっぱなしの青み(ブルーメタリック)が抑えられるのでよりブラックに近い落ち着いた色味になります。
脚部3mmジョイントカバーにはメカサフライトを塗装し、スーツのメタリックブラックに合わせるため クレオス Mr.クリスタルカラー ムーンストーンパール を軽く吹いて少々変化を持たせました。
こちらも同様にEXセミグロスクリアーでコートしツヤ感を調整します。
ピンクパーツは一部、合わせ目消しや加工を加えているので クレオス Mr.フィニッシングサーフェイサー1500 ピンク で傷チェック&下地を整えます。
ピンクカラーは所持していたガイアノーツ エヴァンゲリオンカラー エヴァピンクで塗装しました。
3倍希釈0.1Mpaで2コート吹きました。
ピンクパーツのスミ入れは通常のグレーのスミ入れでは濃すぎると感じたので クレオス フィルタ・リキッド レイヤーバイオレット でスミ入れ
バイオレットの赤味が入っているので丁度よかったです。
胸元のアニマルレリーフにハイキューパーツRBコーションデカール01ワンカラーホワイトでアクセントを入れました。
スーツの薄いピンクパーツは上記で使用したエヴァピンクにホワイト、純色マゼンタで調色し明度高めやや赤よりなライトピンクにしました。
胸部と腹部はスーツとして肌に密着し引っ張られる部分になるのでガイアノーツ サフレスフレッシュオレンジでシャドウを吹いておきます。
こちらも肌パーツ同様調色したライトピンクをクリアーで割ったものでコートし、シャドウとの境界線を馴染ませていきます。
こちらにも仕上げでEXセミグロスクリアーでツヤ感を統一しました。
胸部上端にタグのようなディテールがあるのでマスキングしてメカサフライトで塗分けます。
スーツホワイトパーツも一度クレオス Mr.サーフェイサー1200 を吹き、合わせ目などの傷チェックし
ガイアノーツ EXホワイトを3.5倍希釈0.1Mpaで塗装しました。
EXホワイトは隠ぺい力が高く発色が綺麗ですが、ザラつきやすいことがあるので私は少し多めに希釈して2コートします。
ホワイトパーツも他に合わせて、フィニッシャーズカラー パールホワイトをごく少量吹きEXセミグロスクリアーでコートします。
アーマーパーツの塗装
アーマーパーツも加工しているので、Mr.フィニッシングサーフェイサー1500 ピンク でチェックをしながら下地を作っていきます。
スーツ部と同じくメインカラーをエヴァピンクで塗装しました。
バックユニットはホワイトで2色に塗分けしました。
Mr.マスキングテープ 10mmを1mm以下程度に細切りして爪楊枝の先端をニッパーでへら状にカットした物を貼り付けてマスキングしていきます。
Mr.マスキングテープは伸縮性に優れるので、細切りにして数枚リレーで貼ってゆけば曲面にも十分に追従してくれます。
貼り付けた細切りの周りには通常のマスキングテープと段差隙間には、マスクゾルを塗布して余分な塗料の侵入を防ぎます。
こちらもクレオス フィルタ・リキッド レイヤーバイオレット でスミ入れし、ホワイト部にはガイアノーツ エナメル デントグレーで一部アクセントを加えています。
ツインテール用ヘッドギアは塗装後にガイアノーツの蛍光クリアーを塗装します。
無色の蛍光クリアーを塗装することにより通常時はカラー、ブラックライトを照射することによって青白く発光します。
こちらも仕上げにEXセミグロスクリアーをコートしてツヤ感を統一します。
クリアコートしてもブラックライトによる発光は変わりありませんでした。
ユニットのスラスター内部も少々工夫し、まずはメカサフスーパーヘヴィで黒く塗装後蛍光クリアーを吹きます。
スラスターの底部分にマスキングを施して再度メカサフスーパーヘヴィを塗装します。
塗装後ブラックライトを当てるとマスキングした部分のみ発光します。
スラスターの噴射口のみ発光するようにと少し遊んでみました。
アームドアーマーは所持していたガイアノーツ 旧バーチャロンカラー ストームブラックブルー(現在廃版)で塗装後 RBコーションデカールを貼り 3.5倍希釈した EXクリアーを3回ほどコートしました。
EXクリアーも私見ですが希釈が不充分だと梨地になってしまいがちなので多めに希釈し、数回コートしています。
今回はデカールの封じ込めもあったので多めに吹きました。
コート後にタミヤ コンパウンドの粗目から細目、仕上げ目に専用のスポンジで研磨し
さらにキレイなテカテカ塗装にしました。
二の腕に装着するステルスアーマーもメカサフスーパーヘヴィ→蛍光クリアー→マスキング→ホワイト→マスキング→エヴァピンクの順で塗装
こちらもマスキングを施した部分がブラックライトに反応するようなりました。
※ただブラックライトの反応が強すぎると上に乗せたカラーが透けて発光してしまうので
乗せるカラーは数回吹き重ね、多少厚みを持たせたほうがよいと感じました、ホワイト部分が下の発光に少し透けてしまいました(´;ω;`)
仕上げにアーマーの一部にデカールを貼りました。
ハイキューパーツのTRデカール グレーのアルファベットタイプとナンバータイプをそれぞれチョイスしました。
ユニットとアーマーにそれぞれ貼り付けましたが段差に貼り付けるので、位置決め後にクレオス マークソフター(軟化剤)を塗布し、デカールスキージーで慎重になじませていきます。
貼り付けたTRは”トライアル”の意味とし 、04は30MSシリーズで4作目ということで選びました。
デカールは貼り付け後一日以上おいて換装させてから、EXセミグロスクリアーでコートしました。
特に大判の箇所はコート時に一度砂吹きし、デカールを保護したのちに本吹きでコートします。
ウェポン&細部の塗装
ガードトンファーはメカサフライトを吹き、基部を細切りマスキングで境界線をマスキングし全体にもマスキングをかけ、マスクゾルで隙間を塞ぎ塗分けました。
グレーの上から赤は発色しづらいのでホワイトを吹いてからガイアノーツエヴァレッドを塗装しました。
武器類はクリップ型持ち手が付けづらいので、ジョント穴などがあれば爪楊枝や3mmプラ棒などで持ち手を付けて塗装します。
武器類はメカサフヘヴィで塗装してサフとカラー、つや消しを兼用します。
レールガンバレルは単色にせずマズルとバレル上部をホワイトで塗装後マスキングしてメカサフヘヴィで塗分けました。
スミ入れはブラックではキツすぎると感じ、タミヤスミ入れ塗料 ダークグレイ でスミ入れしました。
武器にもハイキューパーツRBコーションデカールを配置し、換装後つや消しコートしました。
メカサフのつや消し面にデカールを貼るとシルバリング(浮く)してしまうので、糊(のり)が配合されているクレオス Mr.マークセッターを使い塗装面にしっかり定着させます。
マズルはメカサフスーパーヘヴィで、ジョイントはメカサフヘヴィに一部 クレオス ガルグレー でアクセントを入れます。
3mmジョイントキャップ部に用意した O・ボルトとメタルパーツにもガルグレーを塗装(※メタルパーツにはガイアノーツマルチプライマー塗布後に塗装しています)
ガルグレー塗装後に4ARTIS MARKER レッドをパレットに出して溝にワンポイントで筆塗りします。
塗装後につや消しコートしツヤを馴染ませます。
4ARTIS MARKERは隠蔽力が高く気軽に準備でき、アルコール系なのでエナメル溶剤で拭き取りが可能です。
ハイキューパーツ VCドームと3mmランナーで作製したジョイントキャップはガイアノーツマルチプライマー(無色透明)を吹き蛍光クリアーでブラックライトに反応するようにしました。
VCドームそのままでは塗料が定着しませんが、プライマーを吹けば定着しクリア(透明)なので部品の特性もそのままで塗装できます。
フェイスパーツ デカール&メイクアップ
印刷済みフェイスパーツ頬のチークは後でメイクアップするので、ラッカー溶剤を綿棒の先端に付けて目の部分まで削らないよう慎重に落としていきます。
フェイスも肌パーツ同様成形色フィニッシュでいきますので、EXクリアーを2回ほどコート毛羽立ちを抑えて層を形成します。
今回リシェッタ同梱のフェイスパーツも活用しますが、カラーBと色が少し違うので
ガイアノーツ フレームアームズカラーホワイトフレッシュを少し吹きカラーB(色白)に近づけてからクリアコートしています。
デカールは 30 MINUTES SISTERS 水転写式デカール 汎用1 の リシェッタ レッドアイ を貼りました。
デカールの位置決めは印刷済みフェイスを参考に鼻頭から目頭の距離、目じりの高さなどを参考に慎重に位置決めしていきます。
フェイスセット以外に正面向き、右向き、叫び、ウィンクを貼っていました。
叫びフェイスの口内は色を落としてしまったので、タミヤエナメルピンクを大雑把に塗装して綿棒で拭き取り
キワをゴッドハンド 神ふで つんつん筆Sにエナメル溶剤を含ませて拭き取りました。
つんつん筆S は本来塗装用ですが、筆毛が太くコシがあり溶剤を保持してくれるので、エナメル塗料の精密な拭き取りに転用できることを知人に教えていただき重宝しています。
※ガレージングキットアイペイントの拭き取り調整などに使われているテクニックの一環だそうです。
同じくフェイスのくぼみにもタミヤ エナメル フラットアースとクリアーオレンジで調色し
口のシャドウを書いていきます。
こちらも通常の筆で描いた後に つんつん筆Sで拭き取りシャープに調整しました。
フェイスパーツの仕上げに タミヤ ウェザリングマスターフィギュア用 G、Hセットでメイクアップしていきます。
メイクアップはホビーシャパンEXTRA vol.7 内 urahana3氏のメイクアップハウツーを参照にしています。
※メイクアップ前にスムースクリアーつや消しを吹いておきパステルが定着しやすくしておきます。
①まずはGセットのマロンを付属の筆で輪郭に付けていきシェードをいれます。
②続いて頬にGセットのサーモンでチークの下地を入れ
③最後にHセットのピーチをサーモンの上から乗せてチークを完成させます。
④最後に下唇のあたりにHセットのピーチを精密綿棒で乗せリップをみずみずしくしておきます。
※パステルが流れる恐れがあるので非推奨ですが、指で触れてもパステルが落ちてしまうので
私はスムースクリアーつや消しを一度遠目から軽く砂吹きし、パステルを保護したのちにスムースクリアーを本吹きしパステルを保護定着させました。(※urahana3氏推奨ではありません)
仕上げに市販のネイルアート用ドットペンを使い、タミヤエナメル フラットホワイトをチークのハイライトに点付けして完了です。
フェイスパーツセットとデカールで再現した7種類の表情を用意しました。
最後に泣き顔の涙をガイアノーツUV ジェルクリアSを爪楊枝で涙の部分に点付けしてライトで硬化させリアルにしました。
組立
全パーツ塗装完了したので組み立てていきます。
塗装で軸などが太ってしまい嵌め合わせがキツい場合は、デザインナイフのカンナがけで削ったり、ピンバイスで穴を広げたりしながら慎重に組み立てていきます。
スーツスネのジョイントはカバーの脱着があるので、まずは面取りビットで少し塗膜をすり鉢状に削りピンで塗膜が割れるのを防ぎます。
続いてピンバイスで軸の渋みを調整してスムーズに脱着できるようにします。
肩の付け根ボールジョイントはボールを半分カットしておき、受け側も少し八の字にカットしてひろげておきます。
斜め上からジョイントを挿入して後ハメしました。
胸元のアニマルレリーフは目の部分にハイキューパーツ 円形メタリックシール の余白部分をカットしてセンサーっぽく貼り付けました。
レガースのアーマーはVCドームをはめ込んだ際に上端に亀裂が入ってしまったので、低粘度接着剤で補修し一段ナイフとタガネで溝を作り、エナメルカラーでディテール兼塗分けでリカバリーしました。
ライフルとハンドガンのマズル部分にはハイキューパーツ ツインパイプを配置しています。
(改修時にピンバイスでクリアランスを確保しておきました。)
スコープ兼フラッシュライトには所持していた ハイキューパーツ GEMドームオーロラ(廃版)を配置しました。
背部マルチユニットや武器類を組み立てて完了です。
完成仕上がり
前回のミキシング改修した物に塗装、デカールを施し組立が完了しました!
ちなみに30MS オリジナルシスターなので名前を”キルシェ”と命名しました。
ドイツ語で『桜』をモチーフにしています。
前回ミキシング時より色も統一され上手くまとまりました!
30 MINUTES SISTERS オリジナルシスター
”キルシェ”
これで完成とします!!
実は同時期にフィギュアライズ トウカイテイオーと創彩少女 結城 まどか も完成しておりますのでまた別記事でご紹介したいと思います。
”完成ギャラリー”も同時に公開しておりますのでぜひご覧ください!
※記事内の製作に関する解説で分かりづらい箇所や用語、画像等がありましたらお知らせください
(内容により追記、修正します)
※’24年1月追記
記事製作プロセスを応用し月刊モデルグラフィックス’23年12月号にて
30MS シアナ=アマルシアオリジナルフォーム の作例を製作しました。
※作例では他社パーツなどを使用せずコンテストレギュレーションに準じて製作しています。
使用した物一覧
※30MSシリーズは品薄で高騰している場合があるのでメーカー希望小売価格は十分にご注意ください
過去作のシスターズです
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