23年5月に発売された月刊モデルグラフィックス’23年7月号にて HG ヒュッケバインMk-Ⅱの作例担当をしました。
作例製作にあたりSRW OG’s 登場 G・インパクトキャノンブースター、SRW DD 登場3号機(コードネーム”ドライ”)仕様のグラビトンライフル・Tフルスクラッチしました。
本誌には迫力のブースターパージ画像が掲載されておりますのでぜひご覧になってみてください!
本記事はモデグラ掲載記事の補完部分について解説しています。モデグラと一緒にご覧いただければさらに深まる内容です。
SRWα登場時のスタイリングに
色分け完璧で抜群にカッコイイMk-Ⅱ本体は合せ目処理を中心に初登場したSRWα当時のカトキハジメ氏イラストを意識しつつ改修を行いました。
合せ目処理、後ハメ加工
本体は数か所合わせ目が出ますので後ハメ加工で対応しました。
ボディ襟(イエロー)部分で分割し下側を補強し塗装後に差し込むように、胸部インテークは0.3㎜プラ板を重ねたものでディテールアップと塗分に対応しました。
肩部イエローパーツを分割しパネル部分を先に組み最後にフレームを下から差し込み後ハメ化しています。
ブラックのアーマーはKPSで軟性があり少し開きながら入れると差し込みやすいです。
また関節部は上側部分を削り込んで肩位置を下げています(赤いライン)
脚部中央の合わせ目も装甲パーツとフレームパーツを分割し後ハメ化しました。
スネパーツはヒザ近くの丸モールドを跨ぐ際干渉するので塗装後はマステで養生してから組み立てました。
本誌でも解説させていただきましたが組立手順はこのようになり最後にイエローパーツを差し込みます。
ビームソードボップアップ機構
ビームソードはサイドスカート裏側で挟み込む形式でしたが、せっかくなのでスムーズに抜刀できるようプラ角材の真ん中を彫った物とプラ板でヒンジを作製しボップアップできるようにしました。
Gインパクトキャノンブースター、グラビトンライフル スクラッチ
今回付属するGインパクトキャノンは後部を折りたたんで巡行形態になるのでSRW OG’s戦闘シーンで登場したブースター部分をフルスクラッチしました。
また最新のSRW DDで登場したヒュッケバインMk-Ⅱ3号機 通称”ドライ”が装備したグラビトンライフル・Tもフルスクラッチで再現しました。
インパクトキャノンブースター
現在まで発行されている書籍やゲーム特典冊子などにはブースターの設定画は存在しないので、モデグラ編集部さまに取り寄せていただいた資料をお貸りして製作しました。
インパクトキャノンは腰部に接続するピンがあるのでここにプラ材とハイキューパーツ穴あきネオジム磁石+真鍮線でブースターユニットを支える基部を作りました。
ここを起点にプラ板やプラ角材を組み合わせ、にょきにょきと生やして(?)いきました。
バーニア以外はプラ板、プラ角材で構成
上下のカウルはキャノン本体とネオジム磁石、真鍮線で接続し、左右のスラスターアームはブースター基部に穴あき磁石+真鍮線で接続しています。
ブースターは最初に作製した接続部にグリップが収まるよう構成しています。
左右のブースターは均等にカットしたプラ角材を接着し削り込み二つ分用意しました。
アームはプラ板の箱組みで内部に市販のディテールアップパーツを組み込んでいます。
パーツはそれぞれ3㎜軸に接続してパージシーンを再現できるようにしています。
本誌では3㎜径スタンドでなく特殊撮影で迫力のブースターパージ再現されておりますのでぜひご覧ください!
グラビトンライフル・T
グラビトンライフル・Tは既出のグラビトンライフルと同形状なのでサイズの近い COMPOSITE Ver.Ka エクスバイン、METAL ROBOT魂 (Ka signature) ヒュッケバイン30thのグラビトンライフルを参考に製作しました。
上からROBOT魂、COMPOSITE Ver.Ka、スクラッチしたものになります。
ブースターと同様にMk-Ⅱ本体と比較しながら大まかにプラ材で芯を作製し、左右のバランスが狂わないよう少しづつ形状を合わせながら進めました。
砲口部分は五角形にカットしたプラ板を前後2種用意し段差を設け、砲口先端は土台のプラ角材を45°回転させてからプラ板で箱組みしました。
扇状のセンサーはオルファのコンパスカッター逆向き切り出し(刃でないほうでPカッターのように切る)で外周と内周(内周にグレーのディテールが入るため)にわけてカットしました。
センサーボックス後部はプラパンの厚みの差でディテールを再現しました。
グリップもMk-Ⅱ本体に合うよう製作し、グリップ中心に真鍮線を通し補強しています。
塗装前の状態
WAVE製目盛付きプラ板をメインに使用し、先端や強度が欲しいところは硬めのタミヤ製プラ材を使用しています。
おわりに
わたくし個人としても悲願の立体化で今回作例製作の機会をいただいた時に”できうるかぎりのことをやりたい!”とのことでインパクトキャノン&グラビトンライフルを製作いたしました。
今後も一スパロボOGファンとしてHGOGシリーズからは目が離せませんでございます!
Mk-Ⅲやグルンガストもお願いします!!!
今回ご協力いただいたエクスバインさんとヒュッケバイン30thさんとのスリーショットです。
ブログ内完成品ギャラリーも同時更新しております。
モデルグラフィックス本誌では迫力の写真と細かい解説を記載しておりますのでぜひご覧ください!
(特にブースターパージ)
モデグラかってね!✨
※メーカー希望小売価格にご注意ください
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