創彩少女庭園 結城 まどか をつくろう

10月某日 30MSオリジナルシスター トウカイテイオー 創彩少女 結城まどか の表面処理を命からがら終えた後のことで以下略

処理の終わったパーツは食器用中性洗剤でよく洗い水滴を除去してよく乾燥させておきます。

肌塗装

肌は成形色の上からクリア塗装していくので 可動、接続軸をマスキングテープで養生しておきます。

シャドウを吹く前にEXクリアー（3.5倍希釈）を表面保護とサフ代わりに2コートしておきます。

シャドウクリアはサフレスフレッシュピンクとオレンジを2：1で調色しややオレンジよりに振ってます。

調色したシャドウをヒザやヒジ、衣服の境界になる部分に軽く吹いていき
最後に調色したクリアカラーにＥＸクリアーで割ったものをコートしシャドウの境界を馴染ませます。

さらに肌のハイライトとして フィニッシャーズ パールホワイト を軽くコートしました。
ちなみにハンドパーツは軟質素材なのでガイアノーツ マルチプライマーを吹いてから塗装しています。

ハンドパーツ先端 爪には希釈済み（3倍）のサフレスフレッシュピンクを筆塗りでマニキュアを再現しました。

最後に クレオス Mr.カラーGXスーパースムースクリアーでツヤを消してしっとり仕上げました。

髪塗装

髪や制服の塗装は ガイアノーツ から出ている 結城 まどか カラーセットA を使用します。

カラーセット①をベースカラーとして髪パーツ全体に吹いていき

カラーセット①にEXホワイトを添加したもので中間と毛先にハイライトを吹いていきます。

最後にカラーセット①をEXクリアーで割ったものでコートしてハイライトを馴染ませ、森倉氏のイラストにあるようなハイライト変化にしてみました。

前髪のヘアピンはエナメルカラーで調整したもので塗装しますが、逆エッジ部分に塗料が流れ込んでしまうので

ゴッドハンド神ふでつんつんS にエナメル溶剤を含ませ、逆エッジに流れ込んだ塗料を拭き取っていきます。

神ふで つんつんS はかなり繊細な拭き取りができるので重宝しています。

同様にツインテールのヘアゴムも塗分け、少々ツヤ感が欲しかったので仕上げに ガイアノーツ Ex-09 Ex-セミグロスクリアー プレミアム でコートしました。

制服塗装

ブラウスは合せ目処理をしたので一旦サーフェイサーチェックをおこない、EXホワイトで白く塗装します。

続いてブラウス皺の谷部分に ダンバインカラー オーラパープル1 でシャドウを細吹きに描いていきます。

最後にEXホワイトとEXクリアを調色したものでオーラパープル1が消え切らない程度に様子をみながらコートしてグラデーション化しました。

↓失敗談コーナー↓

右肩関節丸い輪のパーツクリアランスが十分でなく、動かしたら欠けてしまいました・・・
グラデーションが無い部分（ハイライト）だったので紙ヤスリで隙間を慎重に削って再度EXホワイトを塗装し事なきをえましたε-(´∀｀*)

スカートやブラウス襟、袖はカラーセット②をそのままベースとして吹きます。

続いてカラーセット②にEXブラックを少量添加し生地の裏側に吹いていきます。

さらにカラーセット②にEXホワイトを添加したもので中央にハイライトを吹き、最後にカラーセット②をEXクリアで割ったものでコートしていき境界を馴染ませてグラデーションにしました。

セーラー服のラインは付属のデカールを使用、マークセッターでしっかり位置を決めマークソフターで曲面に馴染ませました。

※’23年4月リニューアル品より軟化力が強くなっております使用の際はつけすぎてデカールが破れないようご注意ください。

リボンも同様にカラーセット④をそのまま塗装→EXホワイトをプラスしハイライト→カラーセット④+EXクリアコートで馴染ませグラデーション化

布生地なので肌パーツ同様 クレオス Mr.カラーGXスーパースムースクリアー をコートして滑らかに仕上げました。

小物塗装

どこにでもありそうなスクールバックはベースに ガイアノーツ バーチャロンカラー マーズディープブルーを塗装し、さらにEXホワイトを少量添加しグラデーションをかけました。

紐はグレーになるのでクレオスのマスキングテープを細切りにしてディテールの凹凸に追従させます。
隙間やマスキングが甘そうな箇所はマスクゾルで保護しておきます。

紐にはメカサフライトを塗装しました。

マスキングをはがしたら一度つや消しコートし
クレオス フィルタ・リキッド シェードブルーで使用感が出るように汚していき、ついでにスミ入れも済ませてしまいます。
フィルタ・リキッドが乾燥したら再度つや消しコートで定着させます。

革靴も同様に ダグラムカラー ココアブラウンで塗装→つや消し→フィルタ・リキッド マルチブラックとスミ入れダークブラウンで調色したものでウェザリングし使用感を出しました。
革靴なのでEXセミグロスクリアーでコートしツヤを出しました。

シュシュは半透明のクリア成型なので、フィニッシャーズ パールホワイトを吹きセミグロスでコート、サテン地のサラサラした感じにしました。

スマートフォンはボディをエヴァピンクで塗装し画面や背面カメラをエナメルブラック、シルバーで塗分けセミグロスクリアーでコートしました。
エナメルは筆ムラも出にくく、はみだしも拭き取れるので便利です。

小物もツヤ感を変えることで布や革、樹脂などの材質感を出してみました。

メイクアップ

フェイスは一旦 EXクリアーでコートしておき、印刷面やデカールを保護しておきます。

塗装なしフェイスにはマウスラインがないので
エナメル クリヤーオレンジとフラットアースを調色して書き足します。
そのままでは太いので、溶剤を含ませたつんつん筆S で形を整えていきます。

印刷済みのマウス部にもクリヤレッドでスミ入れし立体感を出しておきます。

そして流行りのアイラインハイライトをフラットアース、スミ入れダークブラウン、ホワイトで調色し筆塗りで描いていきます。

アイラインの中心に沿うように描いていき、はみ出したりガタガタになったらつんつん筆Sで拭き取り形を整えていきます。

アイラインハイライトを描き足すと印刷やデカールだけのものに比べ立体感が増します。

最後にタミヤ ウェザリングマスターGセット サーモンでチークの下地を作り、Hセット ピーチでチークをいれます。
リップにも細い綿棒でピーチを乗せてみずみずしくしました。

チークを入れた後 Mr.カラーGXスーパースムースクリアー を遠目に砂吹きし、表面を保護したのち
もう一度コートしてパステルを定着させます。

印刷なしフェイスはチークのハイライト（たて線）がないのでエナメル ピンク クリヤオレンジで調色し極細面相筆で描き足しました。

さらにデカールフェイスのアイラインにはフラットホワイトで2段目のアイラインハイライトを入れてみました。

フェイスはキット付属の印刷済みのものに、デカールで右向きの物を追加しました。

泣き顔フェイスは仕上げに、UVジェルクリアS で涙をクリアーにしてディテールアップしました。

組立完成

すべてのパーツに塗装とクリアコートが完了したので組立てていきます。

グラデーション塗装を行っており塗膜が積層されピンやダボが太ってしまっているので、デザインナイフ、紙ヤスリ、ピンバイスなどで塗膜を落としながら慎重に組み立てていきます。

そして無事に組立てが完了しました！✨

仕上がり

肩のクリアランス修正以外はとくに問題なく組み立てられました。
キレイに塗装できグラデーション効果もうまく表現できました。

結城 まどか 夏服Ver これで完成とします！

”完成ギャラリー”も同時に公開してます！

同時期にオリジナル30MS キルシェとフィギュアライズ テイオー も完成しておりますので別記事でご紹介しております。

※記事内の製作に関する解説で分かりづらい箇所や用語、画像等がありましたらお知らせください
（内容により追記、修正します）

使用した物一覧

※メーカー希望小売価格にご注意ください